2016年3月30日水曜日

右で振るか、左で振るか?


Question

教えてください。
年齢 ・・・・・・・63歳
キャリア・・・・・・30年
H,S ・・・・・・・40~42
平均ストローク・・・85回(良いとき70前半、悪いとき90回)
最近悩んでいる事、右で振るか、左で振るか?
プロは右で振れと言うが、若い時と違いスウィングに違和感があります。
宜しくお願いします。


Answer

右で振るとか左で振るとか表現がいまいちです。
恐らくこのような意味だと思います。

良くフォローで速度が上がるようなスイングをしろという指導がありますが
この指導のために救い打ちやはらい打ちをする人が大勢います。
これはフェイスに乗せて球を運ぶという横振りスイングではないのかと思います。

ところがこの指導の本来の意味はレイトヒティングのことで
できるだけ手が左に来てからリリースをするという動作を意味しています。

スコア的にパー山のゴルファーと推測いたしますので
恐らく打ち込みせずにバックスピンがあまり掛かっていない打ち方を
されているのかも知れません。

これに対して、打ち込むタイプのダウンスイングをすると
ダウンブローで打つことができ、バックスピンが掛かって
ロングアイアンでもグリーンヒットで止めることができます。

この打ち込む打ち方を右で振るという表現をされておられるのでしたら
右で振るというのも正解です。

これは基本中の基本であるダウンスイングの下ろし方です。
ただ、上げて下ろせなどと無責任なことを言う人がいますが
下ろし方によって球質や飛距離が変わるのです。

ダウンスイングの基本動作はバンプ、ダンプ、でターンです。
バンプは体全体に張りを作ってエネルギーを貯め、
ダンプで落として、ターンでリリースするという一連の動きです。

この時に肩を回さずにダンプ(手を落とす)というのが基本で
切り替えし直後に先に肩が回るとフェイドの癖球が出てしまいます。

また、レイトヒヒティングと同じ原理で、肩の開きも
最後まで開かずに一気に解放すると速度も上がるのです。
これがドロー打ちで、先に手を下ろしてから肩が回転する打ち方です。

したがって、この打ち方だと引き落としや突き刺しなどの縦の力が強くなり
最も飛距離が出るタイミングでほとんどの選手がここを目指しているのです。
引き寄せによってヘッドが体の近くを通過すえれば、これは縦振りとなり
HSが最も上がりやすい下ろし方になるのです。

スィングガーとヒッターという言い方もありますが
ヒットする打ち方でスイングするというのが最も効率の良い打法かと思います。
思い切り縦に打ち込んで、最後のインパクト直前から腰の逆回転によって作られる
右肩を目標方向まで回転させる上半身の走りによって押し込むことです。
この縦と横の両方の動きが入った打法が理想です。

ただ、年齢的にはあまり激しい動きはできませんので
どちらかを選べと言われたら、横振りは腰痛の元ですので
あくまでもHSの上がる右で振る縦振りを優先されると良いかと思います。








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