2016年4月1日金曜日

右腕、右手の使い方は?


Question

右手の力を上手に使うにはどうすればいいですか?


Answer

右手の使い方を詳しく説明した本やサイトがないと聞きました。
ミクシーのVGSやブログのMS21には多く書かれているので
それを習得するためにレッスンを希望される方もおられます。

ほとんどの指導は右手は使いすぎるとダメだとしています。
使わない方が良いとまでいう始末です。
確かにリゾート打法ではコンセプトが必要最低限の動きで打つことですので
体のどこもほとんど使わずに打つことが一番安全だとしています。

ところが実際に忙しいのは右手なのです。
世界の打法はこの100年間進化を続けています。
現在の主流の打法では、右手は色々なタイミングで色々な動きをします。
その点、左手の方がむしろ単純です。


まず、テイクバックでは右肘を曲げずにできるだけ遠くに上げてから
右手で引き寄せ、耳の近くに来たら右肘を内側にしながら右手で引き落としです。

右肘がお腹の前に来ない人は肘は右腰で止まりますので
右ポケットに向けて垂直に落としながら腰の位置辺りで
左手の吊り上げを行いながら右手で落とし押しをします。
テコの原理でリリース速度が上がり、ヘッドが走ります。

右肘がお腹の前に入る人は右腕のスナップで
クラブを縦にグリップエンドで刺して、ヘッドを近づけてから今度は
ヘッドで球に向けて捻り込みをしながら二度刺しをします。

右肘が入るか入らないかによって動きが多少変わりますが
両肘を胸の前でくっける事ができる人は入ります。
また、肩甲骨を開く運動などで着くようになる人もいますので
できるだけ右肘をお腹の前に入れるようにしてください。

これは両腕でできる三角形が腰が開く際に引っ張られて
つぶれるのを防ぐ効果があり、むしろつぶれそうになるので右腕が圧迫され、
そのタメの解放による瞬発的な力が飛距離を伸ばします。
また、最下点を左に移動することもできますので一石三鳥のメリットがあります。

そして、インパクトでは球をつぶす作用として右肘を伸ばし
4時半では両腕を完全に伸ばし切って右手で押し込みをします。

右腕や右手は非常に忙しい動きを一瞬の間にしますので
これは順序良く整理して、ゆっくりと動かす練習をしてから
素振りをして体に覚えさせるようにしてください。


















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