Question
ゴルフのドライバーのシャフトについて質問です。
現在、60gのXシャフトを使用しています。
ですが、本間ゴルフのSシャフトドライバーに買い替えるつもりでいます。
シャフトの重さが、65gか75gのどちらかで悩んでいます。
XシャフトからSシャフトへの変更なので、重めのシャフトにした方が良いのでしょうか。
Answer
まず、買い換える理由は何でしょうか?
何が足りないのか、そして何を求めれおられるのかです。
これによって答えが違います。
まず、フレックスは日本表示とアメリカ表示では違います。
メーカーによっても、また時代によっても違い、基準がなくなっています。
同時にトルクの表示も日本は基準が甘いのだそうです。
そして、シャフトの重さを神経質に考えている人が多いのですが
重さでその打感を変えようという理由がほとんどです。
ところが、重さが違うということは何かというと、トルクが違うのです。
トルクとは捻じれ具合です。
インパクトの衝撃によってヘッドは上を向くのですが、同時に
外にも「たわみ」が生じます。
この上方向のたわみを少なくするには硬さ、そして
捻じれを抑えるのはトルクです。
トルクが低いアイアン(DG)などは1.6程度ですが、カーボンシャフトは
3~5などと捻じれが酷く、少なくするには当然材料を沢山使った
重いシャフトでないとそれが可能となりません。
85のXというDR用のカーボンシャフトはアメリカ表示(米尺)で2.6程度で
それでもアイアンから比べれば(DGは1.8)捻じれる方ですが
65Xだと3.8ほどになります。
和尺で2.6だと米尺では3.6くらいあるといいます。
シャフトは手巻きでメキシコや中国産がほとんどで
品質は一本ずつ品質が違ってるそうです。
まず、真っ直ぐにできている物の方が少ないといわれていますが
表示スペック上、より硬く、よりトルクが少ないシャフトを選べば
より、出球の方向性が良くなるということなのです。
XからSに替える理由は年齢かと思います。
しかし、柔らかいシャフトは逆に重く感じますし、
軽いシャフトは芯を外した時に出球のブレ幅が大きくなります。
トルクの高いシャフトはそれだけ方向が悪くなります。
まして最近のフレックス表示は番手ずらしと同じで
どんどん柔らかくなっていますので、グニャグニャで使い物にならないシャフトが
とんでもない値段で売られています。
クラブが重く感じるからシャフトを軽い物にする、という書き込みが多いのですが
挿し替えて失敗したというコメントも多く見かけます。
シャフトを10g軽くして振って分かるのでしょうか?
分かる人がいたら超人だと思います。
クラブメーカー、シャフトメーカーは軽くする技術を競い合っていて
ちょうどヘッドの軽量化を競っていた時と同じで、行き過ぎているのです。
初心者は柔らかいシャフト、老人は軽いクラブと決め付けていますが
軽いグニャグニャなクラブで打つのは当たり負けするだけなのです。
ハエ叩きで球を跳ばせるかどうか、という極端な例で考えてみれば分かります。
ハエ叩き化の技術革新や進化は世間を惑わす販促効果しかありません。
80歳で300Y跳ばす日本人もいるのですから
クラブが重いとかいうのではなく、筋トレをするとか
ヘッドを重くしてゆっくり振るとか、まずは工夫をしてみてはいかがでしょうか?
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