2016年6月18日土曜日
テイクバックで右膝が伸びる
Question
テークバックの際の腰ですが、いわゆるベルトのバックルが常に正面を向いている状態をキープ
しているのですが、これは間違いでしょうか?(腰を固定して上半身をひねっている感じです)
この状態で右足の付け根に体重を乗せています。
また、同じくテークバック時の右足ですが、かるく曲げた状態で固定できず、テークバックが進むに
つれて右足がまっすくになっていきます。やはりこれは曲げた状態で固定できるよう強制すべきでしょうか?
Answer
テイクバックは背骨軸の場合、テイクバックで一度体重を右に乗せます。
肩が90度まで回すことで捉まりの良いパワフルな打球が打てるのです。
そのために、しっかりと肩を回すと同時に体重も右に瞬間だけ乗るのです。
そして、腰ができるだけ回転しないことはワインディングというテクニックで
80年代から欧米では主流になっている重要な要素です。
これは、パワーが出るだけではなく、軌道が安定し易いというメリットがあり
左脇に張りを作って体の緩みをなくす方法です。
人によって体の硬さが違いますので、その捻転差は個人によって違いますが
2~3の張りの人もいれば、マキロイのように7~8程度、そして
スタック・アンド・ティルト打法ではマックスにこの張りを利用して、
トップで跳ね返って来る力をも利用しています。
したがって、トップでは止まっていられないほど張りますので
欧米選手のスイングの速いのは、このワインディングによるもので
トップで止まっている打法は体が緩んでいることになるのです。
ただ、いずれも体重が右に乗り、
左に移動する力を利用した打法が飛距離が出ますので
左一軸系(S&Tも含む)以外は全て右に乗せる打法なのです。
体の柔らかい人は腰は全く回らずに肩が90度回ります。
ヤニーツェンなどはテイクバックでは一切腰が回転しないほど
この捻転差をもって張りを作っています。
ただ、どんなあげ方をしても、リバースピボットという
明治の大砲的なギッタンバッコンがあると軸が安定せず、
体重も右に乗らなくなります。
右膝が伸びるのは恐らくこのリバースピボットになっている可能性がありますので
撮影して確認してみる必要があります。
これは体重移動のパワーを使えない事から効率が悪いために
昔からNGとされています。
逆説商法で集客をするプロ達が右膝を伸ばせだの、右体重のままその場で打て
だのと宣伝して商売をしていますが、このようなジャンク理論は
多くの犠牲者を出して、いずれは消えて行くのです。
飛距離がでなくても良いのでしたらどんなスイングでもOKです。
しかし、飛距離を伸ばすに従ってより多くの体の部位を使いますので
より効率の良い打ち方をされることが重要となってきます。
定着させるまでには時間が掛かりますので
その間にほかの部位が悪い癖として定着してしまいますので
右膝を固定するなどの基本とされていることは
最低限守った方が良いかと思います。
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