2016年6月17日金曜日

腰を切るという動きがつかめない


Question

よく「腰を切れ」といわれるのですが、振り下ろす際の腰の動きがよくつかめていません。
テークバック~トップから振り下ろす前に先に腰を左方向に回転させてから、振り下ろす形が
ただしいのでしょうか?(腰回転~振り下ろしはタイミング的にほぼ同時)
実際に何度かやってみると、腰を回しているつもりが(まわしつつ)左側に突き出してしまいます。
これは間違いで、いわゆる左側に壁がある意識で腰を先に左に回転させるが正解なのでしょうか?


Answer

腰の回転は主に左腰を目標方向と、後方打席方向に移動することで
それが回転という動作になります。

これは胴体を弓にすること、そして捻ることで力をタメる意味があります。
したがって、この腰を開くことによって肩が引っ張られてきて横の回転を作ります。

この腰の動きがバンプです。
体重移動をしながらこのバンプによってエネルギーをタメ、その直後に
ダンプ、すなわち引き落としを行います。

バンプ時は肩も開かずに腰だけ開く動きを作るのですが、一瞬体が捻れても
すぐに上半身が回転を始めます。
タメの解放が始まった直後に引き落としをすることで勢いがつきます。
止まっている人間を押すのと、歩き出した人間を押すのの違いがあり
解放の力で回転が始まった直後に今度は腕によって縦の動作を加えることで
かなりの勢いがつくのです。

そして、バンプ、ダンプの次にターンで、その時に肩の開きや
リリースをすると思ってください。
これだけレイトヒティングとして、リリースだけではなく肩の開きも
できるだけ遅くすることでパワーが出るのです。

従ってタイミングはダンプ、バンプ、ターンの開始に時間差があり
0.2秒ずつくらいは誤差がないとタイミングが合いません。
そのために捻転やしなりの張りができ、その張りの力で打つのです。

スイングは下から動きが上に伝えられていって打つムチのような動きですので
両脚の伸ばしや蹴りによって腰が開き、その腰の開きによって肩が開く
という下からパワーを上へ伝えて行く動きが最も効率の良い動作なのです。

腰の開きは左のお尻を後方に出突き出す動作と、目標方向に移動させる動作と
さらに体重移動の3つなのですが、開始は体重移動です。
左膝の外旋によって右にある体重を左に移動開始してから腰を開くと開き易くなります。

仰る通りに左に壁がある積もりで、それ以上左には行かないようにし(スエー)
その際にはすぐには手を下ろしたり肩を回したりせず、タメを作るために
切り替えしの間合いを作って、タイミングを図ってそれぞれの時間差を作りましょう。












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