2016年8月12日金曜日
バックスイングについて教えてください
Question
テークバックでもバックスイングでも、
左ひざの膝頭の向きを正面に向けたままにすると
クラブが縦に上がりやすくなるのはなぜですか?
Answer
まずフォームとして、左膝を内側に入れていたのが
クラシック時代の打法です。
そして、中期の頃には前に出すようになりました。
これは膝を内側に入れると腰がより良く回るので
体の固い人には良かったのですが、
逆に回り過ぎて体が揺るむので前に出して
腰の回転をある程度制御したのです。
トップで左足のかかとを上げるのはクラシック時代も
中期も同じなのですが、膝の向きが違っています。
そして、現在はかかとは上げずに膝もあまり出しません。
これはワインディングという技術によって
腰を止められるだけ止めて、上半身をより多く捻るため
左膝があまりでなくなったのです。
出ても前にだすだけです。
腰は昔は45度回していたのですが、現在は
15-20度程度に抑えられ、上半身と下半身の間に
かなりの捻転の張りを作って、方向性をより正確にしたり
捻れによるタメを大きくして、その解放で一気に
パワーを放出するようになったのです。
したがって、体の柔らかい人はより中期のフォームから
現在のフォームに近い打法を選び、固い人は
クラシカルでも構わないと思います。
これは腰がどれだけ回るかではなく、どれだけ
張りを作れるかを基準にすることが大切なので
人によって回転度数は違っても良いのです。
ただ、中高年は張りが強すぎると(5~6程度にしないと)
腰を傷めることがありますので要注意です。
腰が回らなくなると、恐らく肩も回っていないのだと思います。
肩が回らないと手の位置が自分の体の前になって
ローテーションも少なく、クラブが立つと考えられます。
ヘッドがスクエア軌道に乗るまで肩を回し、
しっかりとローテーションをしてフォーム作りをしましょう。
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