2016年9月27日火曜日

すくい打ちを直す方法


Question

すくい打ちを直す方法を教えてください。
良いドリルや意識することはありますか?


Answer

まず、すくい打ちという意味を確認しておきましょう。
掬うという意味を調べるとこのようになっています。

  下から上へすばやく持ち上げる。
 また、下から持ち上げるようにして横にはらう。
 「足を―・われる」「小股を―・う」

とあります。

さて、持ち上げるとか持ち上げるようにして横に払う打ち方とは
フォローにおいての動きなのですが、実際に球を上げようとして
ヘッドを早くあげ様とする人がいます。

この動きはヘッドを走らせること、いわゆるヘッドが手を追い越して
先に走り、早くアンヒンジ(*)するのですが、そこに両肘のたたみをいれたり
持ち上げようとする動きがあると、どうやら掬っているように見えるようです。

両肘をたたまずに伸ばした場合は掬っているようにはあまり見えないので
腕のたたみと、手の横ぶりや持ち上げなどがその原因かと思われます。

原因は持ち上げようとする動きですが、これがなぜNGなのでしょうか?
ティーアップした場合には下から入って上に打つ、いわゆる掬うことができるのですが
地面にある球はそれができません。
最下点で捉えて、瞬時に持ち上げるなどはとうてい無理な話です。

ゴルフの球はバックスピンを掛けて、止めることでスコアが良くなります。
グリーンの設定は競技となるととても硬くなっており、相当なスピン量が必要です。

したがって、正しい打ち方とは上からつぶすように打つことです。
右斜め上からダウンブローに左下に向けて叩きつけ
そのまま持ち上げずに両腕を伸ばす事で
グリーン上でもすぐに止めることができるのです。

落とし押しから押し込み、そして右手の捻り突き刺しと被せ押さえつけができれば
まず持ち上げているようには見えないでしょう。


(*)  アンヒンジ

   フォローで右腕が3時の時にシャフトを垂直にする動き



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