Question
私はゴルフをしている大学生です。
いつも70台後半くらいで回っています。
しかし、いまひとつショットに安定感がなく、夏シーズンが終わったため、
これからスイングを変えようと思っています。
そこで目をつけたのが、ピーター・コーウェン氏のスパイラル打法と、
ジム・ハーディー氏のワンプレーン、ツープレーン論です。
私のスイングを見ると、ワンプレーンとツープレーンが多少混ざり、
どちらかといえばツープレーン寄りです(ジュニア時代の癖だと思います)。
スイングに再現性を持たせるために、スパイラル打法を身に付けたいと考えていますが、
ワンプレーンの方がツープレーンよりも再現性が高いことは明らかなので、
私がスパイラル打法をツープレーンが根っこにある状態で身につけるのは難しいのでしょうか?
やはりスイングそのものがおかしくなってしまうのでしょうか?
それとも、スパイラル打法を採用する価値があるのでしょうか?
ぜひアドバイスやご意見お願いします。
ちなみに、4スタンス理論ではB2タイプで、ここにはリッキーファウラーが属し、
彼はピーター・コーウェン氏の指導を受けています。
よろしくお願いします。
Answer
大変難しいご質問ですね。
ちょっと、初心者には分からないと思います。
ただ、競技ゴルフで日本アマなどを目標にされている方は
ぜひ、これらの内容を理解していただきたいと思います。
まず、4スタンス理論はまだ証明がなされていないので
考えないようにしてください。
この理論は実証がない事や200年からの歴史の凝縮である
ノウハウを独自の価値観で分類しているに過ぎません。
また、リッキーファウラーは最近ブッチハーマン氏に師事し
スイングを大改造してその効果を発揮している選手です。
ループしていた軌道を効率の良い一面にして、飛距離も伸びています。
ワンプレイン・ツープレインとはフラット軌道とアップライト軌道のことです。
ワンプレインとはクラシック時代や現代のリッキーファウラなど
三軌道を一面化したフラットな軌道のことで、それに対し
中期に流行した高い位置に手を上げる打法をツープレインといいます。
そして、その真ん中の軌道がオンプレインで、いずれも
メリット、デメリットがあって、一番無難なのがオンプレインで
ツープレインはジャックニクラウス時代の年齢の方達には人気があり
最近のジュニア達の間ではワンプレインが流行っています。
ピーターコーウェン氏の理論はオーソドックス打法の基本動作です。
これは昔のインサイドイン打法の教科書通りの内容で
体と腕が一体化し、両脇をできるだけ体に長時間接触させて
軌道のブレを最小限にしたとても安全な打法です。
また、彼がいうスパイラル打法とは、下から上に力を伝達する
巻き上げ打法のことで、まともなスイング理論であれば
どれも同じ事を言っています。
上から下に力を伝達しろという打法は聞いたことがありません。
40年前でしたら、この指導は大変価値があったのですが
今や体に優しいリゾート打法として、高齢者に奨められています。
さてご質問なのですが、ジャックニクラウスはツープレインで
スパイラル打法でした。
トムワトソンもそうですし、中期の時代は皆そうでしたので問題はありません。
今質問者さんに必要な改造は、飛距離アップとダウンブローです。
ちょうどスコア的にパーゴルフからバーディーゴルフに改造する必要があり
スピン量を多くして硬いグリーンでも止められる打ち方にしたり、
飛距離を伸ばして二打目勝負を有利な展開にすることが必要なのだと思います。
いまさら昔の打法に逆戻りして良いのでしょうか?
この20年の間に世界の打法は相当進化し、平均飛距離は20~30Y伸びています。
まあ、打法は個人の自由ですが、飛距離を伸ばすには
タイガー打法により近い全てをスクエアにしたモダン打法が良いのではないでしょうか。
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