年間３０回ラウンドしても上達しないのはなぜ？

Question

ゴルフが趣味です。年に30ラウンドほでです。
スコアはだいたい90～95です。時々100近く打ちます。
８０台も年に２～３回でます。
トラブルショットが苦手でバンカーがとても下手です。

雑誌や動画で勉強もしていますがどうしてもうまくいかず、
ホームランやざっくりです。
うまい人は簡単に打てているので
きっとぼくがちゃんとした打ち方を知らないんだと思います。
アドバイスをお願いします。


Answer

月に２～３回コースへ行かれるんですね。
それは素晴らしい事です。
それだけ回ればショートゲームはかなり上達するはずです。

ほぼ９０台ということはボギー山のゴルフをされているのですが
その内容をパー山、あるいはバーディー山に変える必要があります。

いくらコースに行っても上達できないと実感されたのは
大変価値のあることです。
一生、それに気がつかない人が大勢います。
そして、ここでどうゴルフ人生を変えるかで将来が決まります。

ゴルフは思ったより、また見た目よりもずっと難しい物だと
分かるかどうかがまず大切で、それが分かったのですから
いままでの方法ではダメだということが理解できたと思います。

では、どうすれば上に行けるのかがまだお分かりでないようですので
上達のプロセスをご紹介します。

ボギー山から脱出するには、ＯＢをなくし、池や林を避けて
ＦＷをキープすることです。
パーオンはしなくても、グリーン近くまで持っていければ
拾ってパーが取れます。
これがパー山ゴルフです。

さて、これを目指すには何が必要か考えたことがあるでしょうか？
一度もＯＢを出さず、一度も池や林に入れず、パーオンを狙った
ショットが打ててグリーン近くまで行けるかどうかに必要なのは
何だとお考えでしょうか？

そうです。ショットの安定です。
ショットを安定させるのはスイングの定着です。
定着させるには練習をするというのがプロセスです。

上達するには、結果ばかりを嘆くのではなく、上達する
原因を自分で作るしかありません。

最近、練習場には週に何度行かれましたか？
同じ動きで同じ球がどれだけ打てますか？

１０球打って１０球とも同じところに落ちていますか？
落ちていませんよね。
２～３球は左右にぶれたり、芯を外していますよね。

コースではこのミスの２～３球が出るのです。
練習場でこれらのミスがなくならない限り
良くなる分けがありません。

１０球中１０球ともミスなく打てるようになったら、
それが定着ということです。
定着していない間はスコアはまとまらない、ということを
認識する必要があります。

ショットが定着していれば、林からの脱出もなければ、
バンカーショットもありません。
パーオン、ツーパットでイーブンで回れるのです。
イーブンで回れない限りはショットが安定していないということです。
ショットさえ安定すれば、ゴルフは実にシンプルで楽なゲームです。

そして、アイアンの精度が上がればバーディーが取れますので
アンダーの世界になります。

球を追いかけるゴルフから思った所に落とすゴルフ
に内容を進歩させることが、今一番重要なことだと思います。
しっかりと定着練習をしましょう。