2016年11月29日火曜日
「コック」に対する考え方
Question
私が教わった「コック」とは、手首を上下に動かす事。
ハンマーなどのものを手首で持ち上げる
(真正面に持ち、延ばした手首を縦にあげる)イメージだと教わりました。
トップの位置でそのイメージのまま「コック」を入れる事で飛距離が伸びると、
しかしここからがわからないのですが、ゴルフのスイングにおいて必ず言われるのが、
アドレスの際の「左手首の角度」を維持したままスイングを行わなければならないと教わりました。
確かにアドレスの際にできた「左手首の角度」を維持しなければ手首が伸びてしまい、
振り遅れになってしまったりと、安定して「芯」にあてることが難しいと思います。
ですが、私が教わった「コック」を行うと、「左手首の角度」は
トップの位置でアドレスの際にできた「左手首の角度」より大きく変わりますよね?
スイング中「左手首の角度」を変えないまま「コック」を行う。
わかりません。
私は、「コック」に対する考え方が間違っているのでしょうか?
それとも、アドレスの際にできた「左手首の角度」の事を「コック」というのでしょうか?
Answer
コックの意味は親指側と、甲側があり、また
その両方である中間のいくつもがあります。
基本的に甲側は方向が悪いので現在の欧米選手は
ほとんどつかっていませんので、親指側だけにします。
また、アドレス時の左手首の角度は多少ですが
甲側に曲がっています。
本来ならば、インパクトの角度に構えてから上げて下ろせば
終始一貫して同じ角度で動かさずにすみます。
ところが、アドレスでの形はどういう分けか皆同じで
インパクトの形とは違っているのです。
この角度自体はコックとはいいません。
普通の形から曲げた状態にすることをコックといいます。
そして、その曲げた状態から戻すことをアンコックといいます。
アドレスでの左手首の角度は、理想としては崩さずに
そのままの角度でトップからインパクトに行くのですが
実際に打法は進化し、インパクトの時には左手首は
逆に山になった状態で当てるのが主流です。
この形で振ると、張りがあるために一気に解放され
HSが上がるのです。
したがって、アドレスは昔ながらのオーソドックスな形でも
トップに持っていく間に手首を山にし、トップでは
レイドオフ気味になっているスタイルが世界の主流となっています。
ダスティンジョンソンほど山にするのはやり過ぎですが
タイガーウッズ程度が一番効率が良い角度です。
終始一貫、その角度を変えないというコンセプトも正解ですが
インパクトで左手首を手の平側に曲げて手首を山にする
というのも正解です。
したがって、アドレスでインパクトの形を作って
そこから始動するのが両方の条件を満たした打法ですが
現在はそのやり方はやっている人がいません。
私が薦めるのはテイクバックの7時半の時点で左手首を山にし
そのまま角度をインパクトまで変えないというフォームです。
左手の甲や腕の外側を地面に向けながら上げる方法です。
試してみてください。
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