2016年11月5日土曜日

松山選手はまだ飛距離が伸びるのでしょうか?


Question

松山選手はまだ飛距離が伸びるのでしょうか?
また、なぜワインディングを使わないのでしょうか?


Answer

松山選手は自分の飛距離では世界では通用しないと
本人がインタビューで語っていたことがありました。
それから多少は伸びているのですが、確かにあと少し飛距離があれば
メジャー制覇にも楽に手が届くはずです。

彼はトップで止まっていても、切り替えしでのタメ、引き落とし
落とし押しや押し込みなどの技術と筋力で飛距離を出しています。

最近はトップで止まっている時間を少なくしているようですが
ワインディング技術ではなく、
ただ間合いの時間を少なくしているに過ぎません。

ワインディングは15種類ほどの飛ばしの技術の一つです。
したがって、ワインディングや蹴りなどが入れば
さらに飛距離が伸びるのですが、その技術をまだ取り入れていません。

これは中期にはまだなかった技術ですが、現在は取り入れていない
PGAトップ選手は松山選手くらいです。
それは、コーチからは習わないという日本の慣習によるものと考えられます。

日本人選手や識者達はそれらの技術の全ては知りません。
日本のコーチ達もワインディング技術は知っている人がまだいないようです。
ただ、中には腰があまり回っていないのに気がつき、上半身の下半身の
捻転差によるパワーと解説している人がやっと出て来ましたが、まだ
その技術の本質や方法までは分かっていないようです。
これが30年も遅れているという理由のひとつです。

飛ばす技術は15種類ほどはあります。
これに2、3種類足して筋力をつければ400Yは飛びます。
これはドラコン選手の打法ですので現実的ではありません。

ただ、15種類ほどを取り入れて、そのひとつひとつを
1~10までのどれだけ使うか、そしてその強さによって飛距離が変わります。

理想は全身を使った動きによって全ての技術を3~6ほど
万遍なくバランス良く使うことで、マキロイやデイのようなスイングになります。
これらの打法が現時点では最高峰の打法といえるでしょう。

筋肉はトレーニングで太くはなりますが、靭帯や腱などは
医学的には丈夫にはならないといそうです。
筋力をつけることは大切ですが、限界以上の筋力を付けることで
損傷しやすくなることもありますので、
一部分を多く使う打ち方ではなく、バランスの良い、
より効率の良い体の使い方を習得することが大切かと思います。

松山選手も飛ばしの技術を足せば、まだ飛距離は伸びる可能性がありますが
筋力だけで伸ばそうとすると、損傷の危険が十分にありますので要注意です。






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