Question
松山選手はまだ飛距離が伸びるのでしょうか?
また、なぜワインディングを使わないのでしょうか?
Answer
松山選手は自分の飛距離では世界では通用しないと
本人がインタビューで語っていたことがありました。
それから多少は伸びているのですが、確かにあと少し飛距離があれば
メジャー制覇にも楽に手が届くはずです。
彼はトップで止まっていても、切り替えしでのタメ、引き落とし
落とし押しや押し込みなどの技術と筋力で飛距離を出しています。
最近はトップで止まっている時間を少なくしているようですが
ワインディング技術ではなく、
ただ間合いの時間を少なくしているに過ぎません。
ワインディングは15種類ほどの飛ばしの技術の一つです。
したがって、ワインディングや蹴りなどが入れば
さらに飛距離が伸びるのですが、その技術をまだ取り入れていません。
これは中期にはまだなかった技術ですが、現在は取り入れていない
PGAトップ選手は松山選手くらいです。
それは、コーチからは習わないという日本の慣習によるものと考えられます。
日本人選手や識者達はそれらの技術の全ては知りません。
日本のコーチ達もワインディング技術は知っている人がまだいないようです。
ただ、中には腰があまり回っていないのに気がつき、上半身の下半身の
捻転差によるパワーと解説している人がやっと出て来ましたが、まだ
その技術の本質や方法までは分かっていないようです。
これが30年も遅れているという理由のひとつです。
飛ばす技術は15種類ほどはあります。
これに2、3種類足して筋力をつければ400Yは飛びます。
これはドラコン選手の打法ですので現実的ではありません。
ただ、15種類ほどを取り入れて、そのひとつひとつを
1~10までのどれだけ使うか、そしてその強さによって飛距離が変わります。
理想は全身を使った動きによって全ての技術を3~6ほど
万遍なくバランス良く使うことで、マキロイやデイのようなスイングになります。
これらの打法が現時点では最高峰の打法といえるでしょう。
筋肉はトレーニングで太くはなりますが、靭帯や腱などは
医学的には丈夫にはならないといそうです。
筋力をつけることは大切ですが、限界以上の筋力を付けることで
損傷しやすくなることもありますので、
一部分を多く使う打ち方ではなく、バランスの良い、
より効率の良い体の使い方を習得することが大切かと思います。
松山選手も飛ばしの技術を足せば、まだ飛距離は伸びる可能性がありますが
筋力だけで伸ばそうとすると、損傷の危険が十分にありますので要注意です。
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