2016年12月29日木曜日

しゃくり打ちが治らず悩んでいます


Question

ゴルフを始めて6年目ですが、しゃくり打ちが治らず悩んでいます。
スコアはいつも100切れるかどうか位です(パターの距離感にも
苦手意識がある為、ショットばかりが原因ではないですが)。

現状として
・年齢40前半、男、身長180cm、体重80kg、右利き、ヘッドスピード
は未計測
・6年間毎週プロのレッスンを受けています(プロの名誉の為、お名前は
伏せますw)。
・自分がしゃくり打ちをしていると気が付いたのはここ2年位です。
・当然のことながら指導いただいているプロにアドバイスを頂きました
が改善できません。気が付いた原因としてはアドバイス頂いているプロ
が動画撮影機材を導入した事で自分のスイングを見る事となり自覚しま
した(それまで指摘はしていただいていたのですが、言葉の指摘だけでは
自覚できなかったので)。


Answer

しゃくり打ちとは、手で掬い上げる動作が入っているということで
よろしいでしょうか?

そもそもこの動きは球を上げようとする気持ちで体がそのように対応し
それが癖になったのだと一般的に言われています。

球を上げようとしている人は、恐らく横に振っておられると思います。
そもそもスイングという言葉は横に振ることを意味するのですが、
ゴルフのスイングは縦だという感覚で振らないと力が入りません。

6年間習っていてその癖が治らないのは問題です。
恐らくダメ出しレッスンだったのではないでしょうか?
あるいは、ブレやズレの調整だけで芯に当てるための
アドバイスだけだったのかも知れません。

プロは崩れた時にすぐに修正しないと生活が掛かっています。
ズレは何年経っても、またどんなレベルの人でもありますので
これを誰かに診てもらって教えてもらわないとそう簡単に気がつかないのです。

この意味でレッスンで調整をしてもらっているのでしたら良いのですが
まだフォームができてない人は、最初にどう動くのかを習得するのが大切です。
また、100が切れていない人でしたら、恐らく適当に振っていて
スイングの基本動作も出来ていないのではないでしょうか?

目指す打法のフォームを習いましたか?
どこをどう動かして、どこにどの方向に何時力を入れるのかなど
物理的にそして具体的にタイミングなども教えてもらっていないのでは
ありませんか?

ほとんどのレッスンプロは勝手に振らせてダメだしをするだけです。
基礎練習や基本動作を教えるのではなく、適当に振らせて
自分のスイングと違っている部分を指摘するだけなのです。

しかし、ゴルフはそれぞれの部位が正確に動いていないと
効率を上げることができません。
また、自分一人で診断し、修正するのが困難なのがスイングです。

矯正ドリルなどで癖を抜くことや、動きを分解して、それぞれの動きを
徹底的に定着させながら組み合わせて行く分解ドリル方式などで
基本動作を習得してから、飛距離を出すための技をそれに加えて行くことで
下手を固めずに理想のスイングができるようになるのです。

掬い打ちを治すには、長い低いインパクトで打つために、しっかりと押し込み
右腕のスナップを使ってしっかりと捻り突き刺しをして打ち込むことです。
また、縦振りのフォームを習得して、全身を使って打つことです。
この具体的な動作や方法はバーチャル・ゴルフ・教室に書かれています。


また、基本動作を習っても、その通りに練習しない人がいます。
ラウンドが忙しくて、練習場でも好き勝手に振り回している人です。
とにかく飛ばしたい一心で滅茶苦茶なフォームで満振りする人です。

基礎練習も基本動作も習得しようとせず、ただ偶然当たったナイスショット
を再現しようと思い切り振り回すのです。
地道な基礎練習なくして正しいフォームは絶対に身につきません。
退屈でつまらない基礎練習をコツコツとやるしかないのです。

そういう人はそれが身に染みて分かるようになるまで悩んでください。
長年の練習が全部下手を固めるだけの物だったことに気がつかないと
綺麗で効率の良いフォーム作りの退屈な練習ができないのです。

頑固な人は反省せず、我流の延長に安定を求めるために、
30年の蓄積でオヤジスイングをするようになるのです。
10年だろうが20年だろうが、壁にぶつかった時点で、
一からやり直すことです。





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