2017年2月12日日曜日

DRが好調時にはアイアンが不調


Question

各クラブでスイングイメージや注意しているポイントは同じですか?
理想は全クラブ同じイメージスイングすることですが私は出来ていません。

そのためドライバーが好調時は、アイアンが不調
またその逆もありという事が多々あります。


Answer

これはゴルフには良くあることです。
この原因は実は基礎にある事がほとんどです。

本来は体の軸に対して、全く同じ角度の軌道で振ると
どの番手もミートできるようになっているのですが
それが出来ない原因のほとんどが基礎にあるということです。

基礎とはグリップ、前傾角度、姿勢、アライメントなどの
アドレス時のセットアップです。

これが間違っていると、延々と間違った方向に行くのです。
これはちょうど、基礎工事が1度傾いたまま
高層ビルを建てるようなものなのです。

DRが当たっている時にはアイアンが当たらない、またその逆になる、
あるいはいつまで経っても安定しない、いつも微妙に芯を外す、
スコア的にも自己ベストを更新でいないような状態は、この
基礎をチェックしてみる必要性があるかと思われます。

恐らく質問者さんは中級クラスの方かと思いますが、
これがくるっていると10年しても同じことが起きると思います。
ただ、30年も練習していると、10種類くらいの軌道を同時に記憶させ
器用にもある程度定着させてシングルになる人もいるので迷うかと思います。

しかし、ゴルフはとんでもなく難易度が高いので、いかに効率良く
遠回りしないかを考えなければなりません。

クラブの調整とアドレスの基礎のマッチしたセットアップによって
ワンスイングと言って、どの番手もまったく同じ角度で振って
芯に当たるスイングが可能になり、一つの軌道を覚えるだけで
全ての番手に使えるという効率の良さを持っています。

まず道具は調整されていること、そして教科書通りに練習し
ワンスイングを目指して完成度を上げることです。

肩ラインの向きと足ラインの向きが違う方向を向いていたり
球との距離が違っていただけで芯を外します。
また、番手によっての決まった前傾角度にしなければなりません。

この前傾角度で正確な球の位置に置くこと、そして全く同じにセットアップし
どの番手を振っても正しい姿勢で打てるようにすることが大切です。
ところが、アドレス時の球の位置がその日によって違っていたり
長年の間にズレて来ることによって定着できなくなるのです。

同じ番手なら同じ球との距離にして毎回打つこと、そして
同じ前傾角度で打つことによって、軸に対して同じ手の軌道で打つ、
これがワンスイングになるのです。

ほとんどのアマチュアは日替わりスイングと言われているように
これらの基本を守らず、アバウトにセットアップして
色々な軌道角度を同時に練習しているのです。

厳密に言えばスタンスの幅やトップの深さもアバウトな人がいますが
これもまた安定しない原因の一つになるのです。

このセットアップはその番手ごとに同じでなければ同じ軌道で打てません。
必ずズレてきますので、それをどこに調整して戻すのか、何を基準
とするのかをしっかりと習得しておく必要があるのです。

この問題はプロ選手にも起きうる事なのです。
感性とかセンスだけで、アバウトにセットアップしている人は
このようにズレた時にどこに戻し良いかがわからず、
どこをどう調整して良いか分からずに迷路に入って崩れて行くのです。
過去にも何人も転落した選手がいました。

一歩間違うと恐ろしい事が起きるのがゴルフです。
基礎をしっかりと身につけ、調整のしかたを覚える事が大切です。



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