2017年2月18日土曜日

ドロー打ちの人がフェイドの練習?


Question

持ち球がドロー(左回転)の人間がフェード(右回転)を練習すると
どのようないいことがありますか?


Answer

僅かなタイミングや角度によって球質が変わります。
少しでもヘッドの軌道がアウトインになるとフェイドになり、
インサイドアウトになるとドローとなります。

ただ、初心者の段階ではこれに振り遅れでスライスになったり
フックグリップでフックになったりと、
ストレート以外の曲げ球は4種類あります。

これらの球質はインテンショナルに打てる事が理想ですが、
たとえ一種類でも、それが完全に固定していれば問題はありません。

ザックジョンソンはインサイドアウト軌道のドロー1種類です。
フェイドを打つ時には左を向いてフェイスを開いて軽いスライスで打つために
左から右に曲がる球を打って、メジャーにでも勝つ事ができています。

長年のゴルフ生活では軌道がズレて球質が変わったりします。
ほとんどの人がフェイドで、それがどんどん酷くなったりするのです。
これはヘッドの軌道がアウトインになる原因がいくつかあります。

ダウンスイングで左腕のローテーションが早い、肩の開きが早いなど
縦と横のバランスが崩れているのが主な原因ですので、
これらを修正する練習をすると、崩れた時にどうやって修正するか
の方法を習得することになります。

基本はストレート球です。
偶然にストレート球になっている人もいるかと思いますが、
ほとんどの人はフェイドで、その治し方を知りません。

手の軌道とヘッドの軌道どちらか、あるいは両方の修正によって治りますが
質問者さんは少数派のドローが自然に出ているとのことですので、
恐らく手の軌道をインサイドアウトにしておられるかと思います。

テイクバックで極端にインサイドに引いている人はフェイドを修正するために
インサイドに上げてインアウトに降ろす手の軌道にしている人がほとんどです。
これは手の軌道をインアウトにするために、肩が先に開かなくなる効果があり
それによってドローになっているのでしたら、それを固定するか
あるいはテイクバックをスクエアに近づけて、単に肩の開きを遅くして
固めるかの選択になります。

後者は肩を先に開かないので、最後の一瞬で開くという、レイトヒティング
の要素が入っているためにHSがあがりますので、本来はこの方法が理想です。

ただ、ゴルフ歴が長く定着されている場合にはいじらず、
ザックジョンソン式が良いと思います。
改造すると、また定着するのに時間が掛かりますので、
安定するまではスコアが落ちる事になります。

これがメリットとデメリットです。
どこを目指すか、年齢やゴルフ歴によってもどちらが良いかは分かりません。
個人の価値観や状況に応じて選択していただければと思います。



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