2017年2月6日月曜日

体を使い過ぎるからベタ足打法で?!


Question

ベタ足 手打ち を意識してからのほうが 飛距離&方向性がよくなったんですが
これはいいのでしょうか? それとも偶然?

プロコーチにみてもらったところ
「もっと腕をふれ、からだつかいすぎ」といわれました。
そこで「腕をつかったら、手打ちになりませんか?」ときいたところ
ベタ足、手打ちの意識でかまわない!といわれました。

そのときは納得できませんでしたが、あまりにも調子が良くなかったため、
ダメ元でベタ足手打ちを試してみると、インパクトの感触がものすごく気持ちよくなり、
飛距離も方向性もよくなってしまったのです。
その後のラウンドも いいスコアがでました。

ただ、どう考えても 今まで習ったこととは違うし、周りの友人たちからは
 「手が先にいってる」といわれます。
実際飛んでる球はいいのですが
これは 偶然 一時的に良いだけなのでしょうか?

ベタ足手打ちの意識はやめて、
はやくもとの体のターンでうつ感じに戻すほうがよいのでしょうか?


Answer

ベタ足打法は体の動きが減るので、軸がブレ難くなり
芯に当たり易くなるというメリットはあります。

体を使い過ぎると言われたそうですが、本当にそうなのでしょうか?
長年ゴルフやっていますが、体を使い過ぎた人など見たことがありません。

恐らく、軸が大きくブレていて芯を外していたので
それを止めるための応急処置だったと想像する事ができます。

プロのワンポイントレッスンだと、その場で結果がでる応急処置をします。
これはラウンド中にするような一時的な対応で、ミスの根源を
解消したことにはならない事がほとんどです。

スイングを作るには3つの段階があります。
まずは打法です。
クラシック打法なのか、中期の打法なのか、それともタイガー打法なのか
何を目指すのかを決めることです。
これは飛距離や目指すプロ、習得期間や費用など、
情報をもらって検討することです。

そして、次はどこまで目標の打法の動きに近づけられて、
いかに効率の良いスイングが実際にできるかどうかです。
これは目指すプロの動画を見ても、どう動いているかが分からないので
具体的にその動きやタイミングをできるまで教えてもらうことです。

3つ目はその動きのブレやズレを調整し、精度を上げながら
いかに定着安定させられるかです。
毎日の定着練習、週二回の調整と修正を最低半年続けないと
簡単に崩れて癖が付いてしまいます。

タイガー打法をコピーできている日本人はまだ誰もおらず、
その内容さえ上陸していないほどの難易度があるのです。

質問者さんはこの3つともまだ手をつけていない段階かと思われます。
お遊びゴルフで100を切りたい程度のレベルで楽しむのでしたら
好きなように自由にプレーすれば良いのがゴルフです。

ご本人がその飛距離と方向性の良さで満足されるのでしたら
その打法でも構わないのではと思います。
どっちみち、どんな打法でもズレたりブレたりで当たらなくなります。

その時にどこに戻すのかさえ解っていれば良いし、戻す技術も身につけることで
常に安定して良く当たれば良いことだと思います。


マキロイがベタ足だと日本のゴルフ雑誌に書いてあったことがありました。
いくらなんでも誰が見てもカカトが上がっています。
そういう日本をダメにする情報が蔓延していますし、
いい加減な処置がサイトにも沢山乗っており、それらをいくら集めても
まともなスイングはできるはずがありません。

お遊びゴルフを卒業して、まともなゴルフを目指すのでしたら
ワンポイントレッスンでは何一つ大切な事は習えないでしょう。
通常、モダン打法なら、正しい動きの解説だけでも8時間は掛かります。

また、それを消化吸収するのに数年、そしてそれを定着させるには
さらにまた数年掛かるのです。
その間にズレやブレを調整しながら固めて行くしかないのです。

これだけの時間と労力を費やしたくないと思われる方でしたら
オヤジスイングでラウンドを楽しみながら100切りを目指せば良いことです。
ただ、キレイなスイングだとかシングルとかに拘るのでしたら
どこかでそのお遊びゴルフを卒業するしか方法はありません。

本当に上達を目指すなら、目標を設定し、打法を決め、
その動きを正確に習得し、ブレやズレを調整しながら
時間を掛けて定着させることが最も効率の良いゴルフの上達法です。



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