2017年6月11日日曜日

背面打ちの引き落とし


Question

まだまだ駆け出しで毎日練習しています。
ダウンブローについてですが、バックスイングで背中を目標に向け、
胸は右向きのままクラブを振り下ろすのは正しいスイングですよね?

そのスイングをすると、まったく当たりません
思い切りトップしたり、ダフったり、酷い時は10㎝くらい手前でダフってみたり、
空振りまでしてしまいます。

素振りも毎日200回くらいしていますが、まったく治りません。
もうパニック状態です。
何回も打つしかないのでしょうか?


Answer

いつもお話しているのですが、打法はパズルの絵合わせです。
100ピースある物を組み合わせて、ひとつの大きな絵を作るのに
その中に一つだけ持って来てはめようとしても
はまるところもなければ絵にもならないのです。

スイング打法は悪く言えば帳尻合わせですので、バランスなのです。
縦が強ければ横も強くするか縦を弱くするかでミートさせます。
縦の動きにはいくつかあり、横も同じです。
また、左右、上下の動きや速度、タイミングと全てがバランスです。
これらの動作をどの程度使うとミートするかが重要なのです。

したがって、打法によっては簡単にできる難易度Aがあれば
飛距離が最高に出る難易度Hまで様々あり、古い打法や我流を入れたら
とんでもない数になるかも知れません。

最終的にミートさせるだけで満足する人はいません。
ミートするようになれば、必ず方向が悪いといっては治し
方向が良くなればもっと飛距離が欲しいと思うものです。

したがって、質問者さんの年齢や性別、目的や目標によって
どの程度の難易度の打法を習得するかを決める必要があります。

打法はいくらでもあります。
それらの打法のピースをごちゃ混ぜにしても上手く行きません。
また、基礎部分ではどの打法も共通して
これだけは絶対に守らなければ上手く行かないという定石があり
それらを徹底的に定着させる必要があります。

しかし、ガラ系打法や我流打法で完成度だけ長年掛けて上げた人達が
とんでもなく遠回りさせているのです。
邪義を唱え、浅はかな理論や低い教えで人を惑わし、それに教え魔や
ビジネスに絡んだ新法則などと売り込む輩が多く、この情報過多な時代には
情報選びが大きな問題が潜んでいます。

メジャー打法のどれか一つだけにして、それを徹底的に定着させれば
再現性が上がってスコアは良くなるのです。
アマチュアゴルファーの大きな間違いがこれです。
ほとんどの人がいじり過ぎているのです。

打法をごちゃ混ぜにするか、打法ショッピングをして
改造や修正だとして定着する前に変えたり、ズレを治さずに崩し
20年経っても常に違うスイングをしているのです。

世界レベルでメジャー大会で優勝するとなったら
それこそ家族や家庭、仕事やお友達などの全てを犠牲にして
最高峰の打法を徹底的に習得しなければなりません。

しかし、会社のコンペで来月一回だけどうしても頼まれたなどという方は、
最も簡単な打法で空振りとチョロがなければ良いのです。

背面打ちの引き落としは飛距離を出すには必要な技術ですが、
それ以上に大切な基礎や基本動作をやってからでないと意味がありません。

まずは、ご自身の目的や目標に合った打法を探して
その打法のカリキュラムにしたがって習得することが大切だと思います。



0 件のコメント :

コメントを投稿