2017年7月28日金曜日

コースに出ないと上手くならないですか?


Question

ゴルフは打ちっ放しだけ行ってても上手くならないですか?
コースに出ないと上手くならないですか?


Answer

フルショットやコントロールショットは練習場で十分に上達します。
しかし、寄せやパットは現場で慣れるしかないので、
スコアをあげるには両方必要です。

また、練習場でいくら上手く打てても、実際にコースに行くと
練習場と同じには打てない事があります。
もちろん、定着度にもよりますが、傾斜や情景などの違いで
いろいろな障害があるのです。

練習場ではとにかくフルショットの練習をして、定着安定させます。
傾斜台を使えば8種類の傾斜を練習することもできます。
ゴルフバーなどではシュミレーションで、自動で傾斜になる
打席などもあるようです。

これでしっかりと安定するだけ練習したとしたら、パーオン2パットで
72で回り、寄せは一切必要がないという計算になります。
これは想像ではなく、完全にショットが安定すると、
実際に100%パーオンする事もあるのです。

ただ、平均スコアをあげるには、風がある日やミスなどで
グリーンをこぼした時の寄せワンができないと平均スコアは良くなりません。

目標は3分の1がバーディー、3分の1がパー逃しのバーディー、そして
残りの3分の1が寄せワンです。
6ホールはパーオンしない事がトッププロの世界での現状ですので、
しっかりとショートゲームも練習する必要があります。

これで6アンダーが目標ですが、運が良い日には62を出し
悪い日でも69で回れると、理想的なゴルフになります。

初心者は最初は自分なりのパーを設定します。
400Yパー4でも、飛距離が200Yしかなければ2オンしませんので
3回で乗せて2パットで、そこはパー5として数えます。

これでパーで回れればショートゲームは問題なくなり、あとは
飛距離を伸ばせば良いことになります。

ジュニアなどは大人のパーで計算すると元気がなくなりますので
自分専用のパーを設定すると良いでしょう。
ゴルフにはHC(ハンディーキャップ)がありますが、それは後で引くので
オーバーという失敗感を拭い去ることができません。
自分専用のパーを設けることによって、ホールごとに成功感を味わうことができて、
前向きになれるのです。

練習場には練習場でしかできない内容があり、コースにはコースでしか
できないことがありますので、デビューするまで続く人でしたら
フルショットを定着させてからコースに出ても構いません。
ただ、ショートゲームは経験値ですので、林からの脱出やOBなどの経験も、
練習の課題になるかと思います。

練習せずにやたらとコースだけで楽しんでいると、いつまで経っても
ショットが安定せずに、才能がないとかセンスがない
などと悩む原因になります。

また、コースに出てもやたらとスコアを付けたがる人が多いのですが
120も140も、どうでも良いことです。
その日によっていつでも変わる程度のスコアですので、
付ける意味があまりありません。

コースはどうしたらそのスコアが80台になり70台になるか
という課題を教えてくれる場所です。
そして、その課題をクリアするのが練習場です。

スコアを付けるのも良いのですが、
その課題に挑戦する事を忘れないようにしましょう。




0 件のコメント :

コメントを投稿