2017年7月3日月曜日

リーディングエッジを前傾と同じにする


Question

ハーフウェイバックでリーディングエッジが
前傾角度の背骨と平行が理想と言われますが、
どの様な効果・目的でそれが理想とされるのでしょうか?


Answer

シャットで上げ下げしろという指導でしょうか。
テイクバックで7時半のシャフトが水平になる位置の
1のポジションでフェイスが真正面を向くのがスクエアなのですが
その時点ではフェイスはまだ被っている状態をシャットといいます。
ドアを閉めるときのシャットの意味で閉めるという意味です。

これはフェイスを90度開いてそれを戻し、今度は
反対に90度閉めるという動作、すなわちフェイスローテーションの
度合いをどうするかという問題です。

フェイスローテーションがこの場合180度になると
その開閉のパワーが生まれて飛距離が伸びます。
ところが、逆に今度はその90度戻すという動きに誤差が生じ
それを70度、60度にする事で、より正確に戻せるというのが
このシャットフェイスの論理です。

確かにパターのように全く開閉せずに打てば誤差はなくなり
一番正確に真っ直ぐに打つことができる事から
できるだけそれに近い動きにしようとしたものです。

したがって、今まで180度だった開閉を160度、150度にすることで
多少なりとも誤差を少なくするという効果があるのです。

結局は飛距離を取るか方向を取るかの選択になるのですが
現在のPGAではほとんどの選手がシャットになってきました。

前傾角と同じにするというのはフォーム作りの段階で、
左手首の角度を作る場合、1のポジションで止めて
その形を記憶させる時にこれを基準にすると良いでしょう。

まず、1のポジションで左腕は7時半、シャフトは水平で
飛球線上後方から見た場合に手とヘッドが重なる位置で
肩よりも内側に手が入ってるというように基準を決めます。

そのポジションの時の左手の手首の形は、インパクトと同じ
山にすると決めることで、一つの基準を作ることもできます。
そして、その手首の形を変えずに上げて切り返し、下して打つまで
変えない事でより安定し易くなるのです。

またズレた時にも必ずこの形に戻すという調整にも
非常にこの決められた形が役に立ち、遠回りを避けることが出来るのです。

これも飛距離を取るか方向を取るかの選択です。
方向しか要らないという人はパター打ちが理想ですし、
飛距離しか要らなという人は180度ローテーションが理想です。

全くローテーションせずに打てたとすると飛距離が出ませんし
また、180度回転させると正確性が落ちるのは事実ですので
どの程度シャットにするかも、個人の価値観で決めれば良いと思います。




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