2017年7月7日金曜日

ストロンググリップがスライスになりにくい理由


Question

ストロンググリップがスライスになりにくい理由がイマイチよくわかりません。
詳しい方わかりやすく教えていただきたくよろしくお願いします。


Answer

ストロンググリップとは諸説ありますが、親指と人差し指でできるVが
右耳よりも外を向いている握り方です。

これは両手ともに同じ方向、右耳を向くというのがスクエアで
それよりも内側がウィークグリップとなります。

ストロングの場合には左の親指は構えた時に上から見た場合
グリップの右側に位置しています。
このままテイクバックしてトップに行った時に親指にクラブが乗ると
フェイスはほとんど開いていません。

フェイスローテーションはHSが上がりますので、90度開いて
もとに戻してインパクトで、今度は逆に90度閉めて打つのが基本ですが、
飛距離は他の技術で出すために、このフェイスの開閉で飛距離は要らないと
この開閉を抑えたシャットフェイスでテイクバックする打法が現在は主流です。

このシャットで上げて、フォローで左の手首を甲側に折ると
180度回転していたフェイスが160度、140度と狭くなり
その分方向が良くなるというのがこの目的です。

ストロングで親指が右にあると、フェイスはほとんど開きません。
その状態からクラブを下して来ると、クラブはシャフトがフェイスの片側
に装着させていますので、重みで自然にローテーションが始まってしまいます。

ゆっくりと振ればそれを阻止できるのですが、高速になればなるほど
重みのバランスでクラブが返ってしまうので、その分開いていないと
逆にインパクトでフェイスが左を向いた時に当たってフックが止まらなくなるのです。

逆にスライスはスクエアグリップやウィークグリップの場合に
フェイスが大幅に開いて、戻り切れない場合なので
通常、ストロングでスライスは出にくいと言えるでしょう。

ただ、アイアンのストロンググリップで、オーバースイングをして
真っ直ぐに飛ばしている人は、その打ち方でDRを持つと
スライスになる事があります。
これはアイアンでストロングでまっすぐに飛ばそうと
フェイスローテーションを完璧に抑えて打つ癖がついた人です。

癖ではなくてもフェイスを返さずに打つと、たわみでフェイスが
衝撃によって開くために擦ってスライスになることはあります。

ご自身の癖や振り方によって、さまざまな現象が起きますので
基礎通りにスクエアにグリップし、真っ直ぐに出るだけの
ローテーションをすることで全ては解消する問題です。

我流ゴルファーはこれらの基礎を習得していないがために
余計な遠回りをします。
幼少期から始めたジュニアが上手なのは、このような定石を
そのまま疑いなく実行しているからです。

大人になって半信半疑で基礎すら信じられずに練習するという
無限大に違い遠回りをする事がどれだけ愚かな事なのか
お分かりになるかと思います。



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