2017年8月13日日曜日
プッシュアウトは腰のキレが悪いから?
Question
目標より10度か20度ぐらい、プッシュアウトします。
シャンクではありません。
しっかり玉もつかまっています。
そこで右足はそのままでかなり左をオープンに構えると
目標方向へ球は飛んでいきます。
これは私の腰のキレが悪いからでしょうか?
Answer
これはいくつか原因が考えられます。
一つは軌道頂点の手前で打っているAの場合です。
この場合はそのままで、単純に左を向いて打てば
何ら問題がないため、治す必要はありません。
これはジャッククラウスが推奨するスタンスで、
理論的にもなんら問題はありません。
そして、次に考えられるのは左腕のローテーションです。
要するにクラブの返しが間に合っていないことです。
ヘッドがインサイドアウトになり、その軌道に対してスクエアだと
球は真っ直ぐに右にでて、そのまま戻ってきません。
フェイスがスクエアでインサイドインの軌道だと、ドローとなって
目標方向に打球は戻ってきます。
また、インサイドアウトがあまりにも行き過ぎている場合は
インサイド・スクエアかインサイド・インで振ってみてください。
また、インパクトでの体の形によってもプッシュがあります。
胸が上を向く場合です。
この場合はヘッドアップやフェイスアップと言われる動きで
アゴを4時半のフォローまで動かさないことです。
シャットフェイスで上げるとスライスが出るだとかいう人もいますが
シャットフェイスはインパクトで戻せば全く問題ないはずです。
シャットを辞めるのではなく、いかに戻すかを追求するべきで
ほとんどのトッププロ達は戻して打っています。
また、グリップをストロングにしろという人もいますが
これは最後の手段で、どうしても調整ができない人は仕方がないでしょう。
しかし、最初からストロングで握っているのでは、
いつかはフックがとまらなくなりますので、
最初からスクエアで練習し、ストレートに打てるようにするのが教科書です。
微妙な球の方向調整は、球の位置を変えても構いません。
内側に入れると右に出て、外側に出すと左に行きます。
DRは左のカカトの前というのが教科書ですが、それはあくまでも
平均値としての基準ですので、軌道円が目標に近い左寄りの人は
球も左に置くことでスクエアになりますので、既成概念を捨てて
ご自身の適正位置に置いても構いません。
初心者でプッシュが多い人は、ほとんどの場合ローテーションです。
砂袋を置いて、それを叩く練習が良いでしょう。
ちょうどインパクトの位置でフェイスがスクエアになるような
クラブの返し方を両手に覚えさせる必要があります。
腰のキレとはどんな動きを表現されているのか特定ができませんが、
直接的には関係ないはずです。
体の開きが足りなかったり、遅かったり、あるいは
体重移動が足りない場合をキレが悪いと表現されているのでしたら、
逆に左に引っ掛けが出るかと思います。
また、安定してプッシュの場合には、エイミングを左にして
そのまま打てば真っ直ぐに飛びます。
現在流行のスクエアスタンスではありませんが、メジャー18勝の
記録保持者が推奨するスタンス方式ですので、将来的にまた
これに戻る可能性もあります。
これらを一つずつ試してみて
ご自身の原因を特定してみてください。
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