Question
練習場とコースでは、ドライバーの飛距離が全然違います。
何か原因がありますか?
練習場では気持ち良く飛ばせます!
しかしコースではスライスやらテンプラ、チョロと散々です。
何が原因か教えて下さい
Answer
恐らくメンタルだと思います。
コースでは一回しかティーショットは打てませんが
練習場では何度でも打てて、どこに行っても痛くも痒くもありません。
実践の一発勝負は、精神的にかなりの重圧となります。
同伴者やほかのグループの人達が見ていたりします。
スタートホールは特に失敗が多くなるのはこれが原因のひとつです。
メカニカルな点から言えば、まず、いつものフォームにならない事があります。
緊張などによって頭が真っ白になってしまい、そのフォルダーが開かずに
アドリブで打っているのです。
その時に創作ダンスのように、勝手な動きによって振りますので
当然当たりません。
また、練習時の正しいフォルダーが開いたとしても、
今度はテンポやリズムが違っていたりします。
メンタル的に不安を抱えながら、ドキドキして上がってしまうと
速度などは一切とんでしまうのです。
ほとんどのケース、力が入って速いテンポで振ってしまいます。
興奮状態ですので、交感神経優位だったり、飛ばそうと思って
力が入ったりで、いつものスイング速度で振っていないのです。
また、スイング速度が同じだったとしても、切り替えしで待てずに
急ぎ打ちをしてしまいがちです。
これはリズムです。
テイクバックの時間、切り替えしの時間、ダウンスイングの時間、
フォローの時間とそれぞれに適正な速度や使用時間があって
その時間割によって全身のタイミングが合うように練習しているのに
切り替えしだけ早くなってしまうので、体が遅れたり、ヘッドが遅れたり
バラバラになってしまうのです。
これはフォームの定着です。
ティーショットで極端に緊張した時には頭が真っ白になり、
その時にできるのはルティーンとして、いつもやっている事だけです。
潜在脳に保存され、条件反射として出てくる動きだけなのです。
したがって、段取りのルティーンや、スイング自体が条件反射になるまで
定着安定させる必要があるということです。
ほとんどの方達は完全に定着していないスイングですぐにスコアメイクして
HCを下げようとします。
スイングは何も考えずに、コースでも毎回同じ事ができるまでは
定着したとは言えません。
しかし、10回中9回できると、もうそれで上達したと勘違いし
できない1回に腹が立つのです。
10回中10回できて、初めて上達したのであって、9回では
まだまだ半分しかできていないのです
室内から屋外の練習場、またそこからコースへと行く時に
その段階としてプレッシャーがあります。
このプレッシャーを感じる度に違うフォルダーが開き、創作スイングをし
タイミングを壊して、ダフり、トップ、チョロ、テンプラをするのです。
要するに練習不足ということです。
コースで当たらない気がしない、というほどの自信が出るまで
スイングを固めることです。
ただ、それ以前にご自身の目指す打法を完全にマスターする事です。
あとになってカッコ悪いから、飛距離がないからといって改造するのは
結局遠回りになってしまうからです。
一生改造しなくても済むように、ご自身が理想とする打法を身につけて
それを徹底的に定着させる事をお薦めします。
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