スイングは右手？それとも左手？

Question

万年初級者です。バックススイングを左手で上げて右手で振り抜くと、
今までにない（ボールを捉えた感の）感触で２０パーセントくらい飛距離が伸びました。
また、苦手だったパターも同じように左手・右手で、よくなった感が有りますが。
こんなスイングでも問題ないのでしょうか？


Answer

左手でテイクバックするというのは、肩が良く回る方法として、
トップで肩が回り切っていない人には大変有効的です。
左肩を気持ち下げながら、右（飛球線上後方）に押し切ることで
起き上がりや持ち上げがなくなるというメリットもあります。

また、ダウンスイングでは右腕の使い方によってはかなりの飛距離が出ます。
ただ、正しい使い方を習得する必要があります。
間違えて使うと逆効果です。

まず、右腕はＰＷでは遠くに出し、
肘をあまり曲げない状態から引き寄せながら下ろしてきます。

ＤＲに至っては、遠くに出してから頭の後ろまで右手で引き寄せて
真後ろから球に向けて直線（意識として）的に最短で下ろします。
腕の形は出前のおかもちスタイルで、トップの位置では
手の平を天井に向けます。

下ろす前の切り替えしには、右腕にエネルギーのタメができます。
右腕を畳む事によって窮屈なままバンプを行い、引き落としで
そのタメを一気に解放します。
この解放のパワーを使って右腕のスナップ効果を上げ、
右腕の張りと重みだけで打ちます。

バンプ時の腹筋でのタメだけではなく、右腕のタタミによるタメ
によってもかなりのパワーが出ます。

右腕のスナップの動作は右肘を球に向けて下ろして来る始動で
右肘を左肘に近づけるように間隔を狭くしたまま下ろします。

スナップとは野球で投手が投げる時に、右腕全体をしならせて
肘が先行した投げ方をするのと同じように、右腕を使い
しっかりとクラブを返す動きです。

もちろんテイクバックもダウンスイングも両腕を使いますが、
どちらかというとテイクバックは左、ダウンスイングは右を多く使う
というのがバランスの良い力加減です。

今までは右手を使っておられずに飛距離が出ていなかったのでしょう。
しっかりと両手の仕事分担を確認しながら定着させ、ズレを修正し
方向調整を行いながら仕上げて行って下さい。