2017年8月26日土曜日
DRシャフトは何が良いのか
Question
ゴルフのドライバーシャフトについて質問させてください。
現在タイトリスト913にディアマナB60Sを装着しておりまして、
アイアンはタイトリスト714にDGS200を装着しております。
ドライバーの飛距離はゆったり振って250ヤードくらいで
アイアンは7番で160ヤードほどです。
アイアンは特に問題無いのですが、ドライバーが少し軽く感じ、
力を入れるとスライス気味になったりそれを意識すると
引っ掛けたりのミスがたまに出ます。
ですのでドライバーはゆったり振っています。
そこで重量フローを調べるとアイアンに対して少し軽めで
70Sを装着した場合の重量の方が良い値でした。
70Sの中古シャフトを購入しようかと思っているのですが
60Xとどのような違いになるのでしょうか?
28歳男で170cm65kgヘッドスピード45野球経験ありです。
Answer
DRが軽く感じるのは実際に軽いからです。
販促テクニックのために、大切なクラブの原理が崩され
とんでもないセットが使られている事に
ほとんどの人が気がついていません。
クラブセットの法則は長さ、重さ、ライ角が一定のフローで
その流れを守って作られていました。
その当時のDRは42インチで、重さは350~400g近くありました。
これを43.5にし、44インチにし、45インチにして
その度に長いほど飛ぶと宣伝して長尺ブームを作り
毎年買い替えたくなるように新製品を次から次へと出して来たのです。
そのため、クラブ自体を軽くしないと、振った時に重過ぎて
振り遅れしたり怪我したりするために、軽量化が進みました。
ところがその軽量化は技術的な革新によって一人歩きし
シャフトまで軽くして、その技術の競争になっていきました。
そのため、セットの流れが崩され、アイアン同士は合っていても
アイアンセットとウッドセットと同士のフローがくるってしまったのです。
メーカーは「はい、それは規格が違いますから」とお茶を濁していたのですが
さすがに最近はプロ達がシャフトを切りはじめ、小さいなヘッドを使い
メーカー離れをしだしたのです。
このように、メーカーは売れる商品しか作りません。
生存するために、非消耗品を毎年でも売るために、いろいろな策を練り
クラブ原理を崩してまで新しい物を作らざるを得ないのです。
クラブはワンスイングで、全ての番手を同じように打って、真っ直ぐに
打てなければなりません。
長さが違うクラブなら、その分だけ重さを変えないと真っ直ぐに飛びません。
ところが、アイアン同士の流れは一直線なのですが、UTになったとたんに
その線が途切れて、また違うところから始まり、ウッドセットになると
また途切れて違う場所から始まり、DRとなると、
とんでもないところにいるのです。
ウエイトバランスはD2としてなぜか一定にすることは崩していませんが
総重量は高齢化によって、軽い方が飛ぶと言って売りまくっています。
長さも変え、シャフトの硬さも変え、総重量まで直線にない軽さにして
現在に至っています。
そこで、今後の変化にも対応できるように、クラブセットの原理を
覚えておく必要があります。(販売側は進化と言っていますが)
それは全ての番手を長さも総重量も一直線にすることです。
ライ角やロフト角もある意味一直線で揃えることで
同じように振る事ができるのです。
したがって、現在のセットを購入すると、ウッドやDRはとりあえず
シャフトを切って、鉛を貼って重くしなければなりません。
メーカーやクラフトマンは怒るでしょうが、プレーヤーが最優先です。
一番使いやすいクラブを今は自分で作らなければなりません。
それをするために、一部のプロ達はメーカー離れしており
3Wと称して昔のヘッドの小さなDRを使ったり、
短く握って長さを調整したりし出したのです。
カーボンシャフトは捻じれに弱いので、軽くするとトルクがどんどん上がり
フェイスは開いて当たるようになります。
芯を外した時もグニャーっと捻じれて球が曲がります。
シャフトは重いほと捻じれが少ないので、できるだけ重い物を使い
しなりによって飛ばすのではなく、しなりのない硬いシャフトを使うことで
より正確に方向性を保つゴルフができるようになるのです。
85gのX(アメリカ仕様)が通販で6000円程度で入手できます。
どんなDRを購入されても、このくらいのシャフトに交換されることを
お薦めいたします。
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