Question
テークバックの始動は良く肩からと聞きますが、
腕から始動してもトップで体が捻転していれば大丈夫でしょうか?
Answer
肩が回っていれば良いかという単純な物でもありませんし
また、どこから上げなければダメだという事でもありません。
テイクバックの始動はクラシカル時代には手からで、ヘッドは
しなるように後からついて行きました。
そして中期には手とヘッドを一体にして、最初はコックをせずに
遠くに延ばすように上げていました。
そして現在の主流は、多少のコックを入れながらも一体で
上げる方法と流行が変わっているのです。
この事実からもわかるように、その時代時代にスーパーヒーローが
行っていた動作が流行ります。
その動きが正しいかどうかは分からないので、とりあえず
真似をしておけば安心だからです。
テイクバックで重要なのは軌道です。
どこから上げようとあまり関係ありません。
ヘッドの軌道はテイクバックとダウンスイングによって
当たるかどうかが決まります。
しかし、これにトップの位置が加わって、3つが揃わないと
芯を外す事になるのです。
どこにヘッドが上がるのか、そしてどこから降りて来るのか
が安定しない限り、いくら軌道が良くても当たりません。
このトップでのヘッドの位置を決めるのがテイクバックです。
どのように上げると、毎回同じ場所に上がるのか。
それは、毎回同じ方法で上げる事です。
軌道とは点と点を結んだ線です。
テイクバック時にヘッドがどこを通過するかです。
その通過点をまず決めることです。
何ヶ所でも良いのですが、とりあえず2ヶ所を基準にしましょう。
まずは、チェックポイント1は左腕が7時半、シャフトが水平、肩が30度
回った時にヘッドと手が、飛球線上後方から見たら重なる位置です。
この基準となる点を決めます。
これが7時13分でも7時56分でも良いのですが、毎回同じ角度で
同じ点を通過するという、再現性が一番重要ですので
調整がし易い、分かりやすい形にするために、7時半がお薦めです。
肉眼で見て一番分かりやすいのが直線です。
これはトップの形にした時に肩ライン、腕ライン、シャフトラインが
後方から見た時に一平面になる形にで、ズレた時にすぐに分かります。
次に分かりやすいのが90度です。
前傾角度はアドレス時に背骨とシャフトの角度が
90度~100度度前後の人が多いのですが、
これは93度や96度よりも直角の方が撮影したり
鏡を見た時に一番分かりやすいので、これも90度にすると
調整や修正が楽になります。
そして、次に分かるのがその半分の45度です。
左腕が7時半で、というのがこの45度です。
前から見た時に90度の半分ですので、すぐに分かります。
このように、チェックポイントを設け、分かりやすい角度にしておくと
後でズレた時に戻し易く、崩れ難いのです。
したがって、どこから上げるかは、これから習得する人でしたら
最新の進化した主流にすれば良いですし、10年も中期の方法で
上げているなら、それを生涯貫けば良いことですし、どうしても
手から上げたいのでしたら、それでも安定さえすれば良いことですので
それぞれの価値観で決めれば良いと思います。
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