2017年9月29日金曜日

ティーアップして打つ練習


Question

私は打ちっ放しではそこそこ当たるのですが、
コースだと結構トップすることが多いです。

ティーチングプロに相談したところ、「当分ティーアップした状態で
7番アイアンのハーフスイング(しっかり肩は回す)
をやる」ように言われました。

「家ではティーアップしたピンポン球をピッチングなどで打って
ちゃんと真っ直ぐ当てる」練習を勧められました。

当初意外とミートしなくてすかしたり、チョロったりしていましたが、
最近はほぼほぼしっかり打てるようになりました。

先日久しぶりに普通に打ってみたのですが、
以前よりしっかり芯を捉えて打てるようになっていました。

何故なのでしょうか?
ティーアップして打つ練習で何が鍛えられるのでしょうか??


Answer

それでコースでのトップは治ったのでしょうか?
このような練習を指導されたと言う事は、質問者さんは
コースでトップすることよりも、それ以前の問題だったのかも知れません。

マットでダフっていても、初心者は気がついていません。
ところが、ティーアップするとダルマ落としになって
精度を上げることができます。

また、球が浮いていると気兼ねなく打ち込んでも、
衝撃がないので十分に縦を多くする事ができます。

ただ、ティーアップすると最初は芯を外しているのが顕著に分かるため
挫折する人もいるようですが、この練習はフォームが出来上がった人が
精度を上げてミート率を良くする段階でも行います。

まず、最初からティーアップする練習をさせるのは、
空振りするような段階の人です。
とにかくフェイスのどこでも良いので当てて、
100回の内一回でも芯を捉えた時の快感を体験してもらう場合です。

マットに打ち込むと衝撃があって、女性などは特に嫌いになってしまったり
ダフりトップでなかなか芯に当てる事ができません。

ゴルフは芯に当たると実に気持ちの良いものです。
その爽快な打感を味わうと、虜になってハマるものです。
その快感をまた味わおうとして練習に気持ちが入るので
その段階まで持ち上げるためにティーアップして打たせる事もあります。

いずれにしても、マットという物体が硬く、マットの下がコンクリで
手に衝撃が強い場合には、体は打ち込みを拒絶したりします。
それで、打ち込みを体が嫌がってトップする、という事も考えられますので
そのような練習場の場合にはティーアップも効果的です。

ただ、コースでトップするという件に関してはなんら解決されておらず
次回コースに行った時に偶然治っていれば良いのですが、
なかなかそう上手く行きません。

コースは緊張しますので、普段の練習場での一番悪い当たりが出るか
今までにやった事のないようなダメ球が出る事があります。

練習場でまず、そのとんでもない球が出ないようになるまで練習することですが
30年してもそれが達成できない人が大勢います。

その理由は基礎です。
毎回、球を置く位置が違って練習していると、何種類もの軌道を
同時進行で練習している事になり、それ掛ける番手の数だけ遠回りをするのです。

また、前傾角度が足りないとトップしますし、
力んでスイング速度が上がっただけでもトップすることがあります。
左の手首の角度や、ダウンスイングの角度、またテイクバックの軌道などで
トップの位置が変われば、それも原因としてトップが出る事もあります。

まずは、ティーアップして練習してミート率が良くなるのは無駄ではありませんが、
その際に前傾角度を毎日同じにし、球との距離を毎回同じにし
アームシャフト角やスパインシャフト角を同じにして練習しないと
した人の数十倍も遠回りする事になりますので、このような基礎を
最初に習得してから色々な練習をすることをお奨めします。

基礎の習得法はミクシーのバーチャル・ゴルフ教室に書かれています。




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