Question
ゴルフを始めて3年になりますが、上達しません。
色んなレッスン書を読み、色んな人の意見を聞きましたが
頭が混濁して何が良いのか分かりません。
テイクバッグ時は他人の意見で腰は回してません。
手だけで上半身の捻転を作ってます。
始めた頃は中井学さんの理論を参考にし、ベスグロ92まで行きましたが、
そこから上達せずにあれこれやりましたが完全が崩壊し、分からなくなりました。
今では130近く叩いてしまう時もあります。
とにかくスイングが分かりません。
一般的なスイングの感覚を教えて頂けませんでしょうか?
抽象的、具体的は問いません。
どうかご教授下さいますよう宜しくお願い致します。
Answer
ゴルフの難しさがやっと分かったのだと思います。
教え魔理論や自分だけ理論など、ゴルフ界はとんでもない指導が
平気で横行しています。
たとえば、振り遅れるとスライスになるので・・と
レッスンでは言われるのですが、必ずしもそうではありません。
振り遅れるとは手よりもヘッドが遅れてインパクトになるので
その時にはフェイスが開いている事が多いのです。
そのためにスライスになるのであって、ヘッドが遅れてきても
フェイスが閉まっていればスライスにはなりません。
単にハンドファーストで打っているだけの事なのです。
このように、自分がスライスになったらと言って、勝手な理論立てをする
自分だけ理論を平気で公開し、指導をする指導者が多く
教本やビデオなどはほぼ9割は教え魔的な内容です。
テイクバックで腰を回さないというのはワインディングの技術で
これはヘッドの軌道が安定し、体の使い方が分かって全ての部位が
間違いなく良いタイミングで動いている時には大変効果があるのですが
まだ、ニーアクションやボディーターンが正しくできていない初心者には
それまで積み上げて来た動作を崩してしまう事もあるのです。
一般的なスイングの感覚を質問されていますが、動作の感覚は
人によって皆違います。
意識する部分も違い、感じ方も違い、しかも動きのメカニズムが違えば
感じ方も違います。
ゴルフはメカニズムで習得して感覚で振るものです。
感覚で覚えようとすると、個人差による感覚の違い、その人の
感覚の表現の違い、そして聞く側の表現の受け止め方の違いによって
全く違う物が出来上がってしまう事があります。
100切りレッスンでの動作では、最高に行っても100切で、
あとは崩れて元にもどります。
90切レッスンだと90が切れても、また元に戻ります。
基礎や基本動作を習得せずに、100切レッスンを模索しながら
自分流に上達しても、すぐに壁に直面します。
それを乗り越えるにはスイングを改造しなければならず、また
定着していない段階の3年分遠回りします。
そして、今度は90切の内容に改造ができても、またすぐに
壁にぶつかります。
そこでまた改造しないと乗り越えられないことが分かり改造し
また3年の遠回りをします。
そしてこんどは80切りのスイングに改造ができても、また
伸び悩みという繰り返しです。
これがゴルフの奥が深いといわれる理由の一つです。
なぜ、最初から60台がキープできる内容を習得しないかです。
それは、ビジネスを目的としたレッスンプロ達は
そこまでの技術がほとんどないからです。
また、あっても教えるのは別の技術です。
このような改造を繰り返して30年経っても
結局平均スコアが100を切れていないという人が7割です。
先人の知恵を習い、近道で覚えないと間に合いません。
できる限り遠回りせずに上達するには、徹底的にその重要な内容を
忠実に守るしかないのです。
ゴルフは感覚やワンポイントで習えるような簡単な物ではありません。
まずは思考や姿勢から改善される事をお薦めします。
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