2017年10月26日木曜日

右肘を下向きでアドレス


Question

ゴルフのドライバーのアドレスで、スタンスを広くすると、
上下動が出てミスするので、狭くする方が良い人もいます。

アドレスで、右ひじを下向きにして、アドレスするという事を、
ワンポイントレッスンで教えてもらったのですが、
意識的にする、チェックポイントの1つでしょうか。


Answer

スタンス幅を狭くするのは上下運動するのを止めるためですか?
確かに人によっては狭くすると動き難いので
上下運動がなくなるかも知れません。

ただ、それは100m走で上下運動を止めるのに両膝を縛って走らせる
というのと同じコンセプトではないでしょうか?

スタンス幅が狭いと動きが制限されて大きな動きができなくなります。
ただ、その動きを止めるのではなく、上下運動をしない回転にすれば良い事で
応急処置の一時的な対処法としては一理あります。

腰痛で時々動けなくなるような高齢者が、どうしても力が抜けないので、
という場合には効果があるかも知れません。

飛距離を落として方向性を良くしたいのでしたら、それも良いでしょう。
しかし、飛距離を求めているのであれば、広いスタンス幅で思い切り
下半身が使える体勢にすることが基本です。

また、右肘を下向きにしたアドレスとは、右脇を絞って構えると
いうことだろうと思います。
これはテイクバックにおける右腕の動きに関係しています。

右腕は肩からクラブを持ち上げるのではなく、右肘を支点とした
オカモチの動きをすると手がスイングプレインに乗易くなります。
この軌道を安定させるために右手は重要な役目があり、緩み過ぎると
ヘッドが暴れてミート率が悪くなります。

右手は持ち上げるのではなく、外旋によって体の後ろへクラブを運ぶ動きで、
左手は左肩から押しながらテイクバックし、左肩を落としながら押し切ります。
左手も持ち上げるのではなく、むしろ下げるような動きになります。

この肘がスムーズに動くようにアドレスするのは基本です。
これをしないとフライングエルボーになる人もいます。
しかし、意識して肘を中に入れ、脇を締めて肘の裏側を前打席方向に向けると、
フライングエルボーを予防できる人もいます。

また、意識するかしないかは人によって違います。
定着すれば全ては条件反射的に無意識に動くようになりますので
「意識するな」という指導をするかも知れません。

しかし、その動きが定着していない人は意識しなければ動きませんし
意識しても出来ない人が大勢います。
イメージと実際の動きと、動いている積もりは全く違うことがありますので
フォーム作りは動画での確認が必要です。




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