2017年11月23日木曜日
スティンガーショットを打つコツ
Question
打ち出しは低く出てスピンの揚力でホップしめくれて上昇し
急降下する球の打ち方のコツを教えていただけないでしょうか。
ダウンブローでのインパクトと、ある程度のヘッドスピードは必要かと思いますが、
何か他にもコツがあるように思います。
Answer
恐らくスティンガーショットの事だと思います。
出だしは低いライナーでしばらく行ってから途中で急上昇し
ふんわりと落ちてくる球の事ではありませんか?
これはタイガーウッズのスティンガーショットが有名ですが
昔のトッププロ達はこのような球を打っていました。
その昔ははバラタという素材でカバーされたボールがあり
トッププロ達のほとんどがそれを使っていました。
これは表面がとても柔らかく、アイアンで打つとバックスピンが
現在の球よりも掛かるのです。
ただ、3ホールも行くと傷だらけになって、プロ達は3ホールごとに
交換していました。
現在はこれほどのスピンは掛かりませんが、(飛距離は出ます)
それでも打ち方によってスティンガーに近い球が出ます。
これはまず表面が柔らかいスピン系の球であること、そして
MBのようなスイートスポットが小さく、球に重量が掛かる事
そして、かなりダウンブローで打たないと出ません。
タイガーウッズはインパクトではハンドファースト度が8度
だといいますので、番手間が4度のロフトですので、
2本分立てて打っていた事になります。
しかも、ターフは特大の大きさで深く、かなりの力で掘っていましたので
かなりの速度と力で打っていた事が分かります。
シニアのプロ選手達の球を見ると、このような球筋ではなく
昔からアマチュアが打ったようなふわ~んとした普通の球です。
これはそれほどのパワーでは打っていないこと、また、そこまで深い大きな
ターフを取るだけの力を使っていない事が分かります。
これは力が有り余っている人なら良いでしょうが、中高年のアマチュアが
追求するような打球ではありません。
これを練習するとまず怪我をすると思いますので
球筋よりも、縦距離を合わせ、ベタピンの練習をしましょう。
これも無理してバックスピンで戻すとかせず、ランも入れての
計算で正確に打てるようにする事が先決です。
ゴルフは最終的にはスコアです。
どんな球筋で打とうが、結果が全てですので、
中高年の方々は決して無理をしないようにしてください。
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