2017年11月5日日曜日

「力を真下に解放」の解釈


Question

ダウンブローについて

ゴルフ始めて2ヶ月の初心者です
「力を真下に解放」の解釈についてです
本も色々読みましたが、どれも腑に落ちない

解放はボールに向かってなのか、右足に向け
てなのかまたはそれ以外なのか

色々試した中では、ダウンスイングで右足に向けて薪割りのように試したら、
勢いはつくし勝手にボール方向にヘッドがいくし(なぜだろう)、
右肘も角度維持できてしっくりきたんですが、方向性はスライスだらけ

絶対クラブが突き刺ささるだろうと思いながら試した薪割りスイング、
結果的に悪くないかも?と思ったけど、
ネット上では薪割り感覚の人は少ないような・・

方向性の課題については、インパクト後の腕の回旋を意識したらまた変わるのか、
ダウンスイングで右足前におろすのがそもそも違うのか
または、薪割りのような形が全く的外れなのか


Answer

ゴルフを始めてまだ2ヶ月ですので、まずは基礎練習が必要です。
一応ダウンブローになる軌道でどう振るかというお話をしましょう。
飛ばすための動きではなく、シンプルで効率の良いスイングです。

ダウンブローとは軌道の最下点の直線で打つ事です。
したがって、球に当ててから地面を掘るような軌道です。
これによって芝生が草履のようなターフを取ります。

これは短いアイアンほど大きく、長い番手ほど小さくなります。
そして、このターフは飛球線よりもやや左に飛ぶ事になります。
それは球は上空から見た場合、最頂点で打っているからです。

さて、この下降途中で打つという打ち方はアドレスの形によって
誘導するようになっています。
というのは、アイアンはアドレス時に手の位置は左の内腿なのですが
ヘッドは両足の真ん中に位置しています。

したがって、そのままヘッドを目標方向に移動すると、
地面を掘らなければ行きません。

これが自然のダウンブローを作る形なのですが、通常は
なかなかターフが取れないのが現状です。

これはどれだけ正確にその位置に戻せるかです。
手とヘッドの位置関係です。
ヘッドは重いので手がその位置に来る前に落ちてしまうので
球の手前で先に着地してしまいます。
これがダフりです。

手の位置とヘッドの位置関係をアドレス時と同じにするには
よりヘッドを遅らせる必要があります。
コックを解かずに打つくらいの感覚で振らないとダフってしまいます。

さて、ダウンスイングで真下に落とせとか、グリップエンドを
右ポケットに落とせなどという指導はその昔の古い打法です。

また、薪割りは角度が問題です。
薪割りは真下に落とすのですが、ゴルフは球に向けて下ろします。
感覚的には薪割りのような縦に下ろすイメージとなります。

しかし、より安全に安定した動きにするためには、手は球に向けて
下ろす事です。
これが基本動作です。

ただ、レイトヒティング度を上げるために「し」の字で下ろす打法もあり、
情報的に混乱されているのだと思います。

まずはオンプレインと言って、トップの位置から球までを
最短で下ろす直線上を手もヘッドも下りて来る打ち方をマスターしましょう。

これが一番シンプルで安全な打ち方です。
そして、この軌道でもダウンブローで打つ事ができますので
ほかの打法の動きや飛ばしの技などは二の次にして
まずはこのオンプレインで打つ動作を習得される事をお薦めします。




0 件のコメント :

コメントを投稿