2017年12月22日金曜日

曖昧な情報が多くないですか?


Question

ゴルフの指導情報て、めちゃ曖昧なものが多くないですか?
確かに、感覚的な伝えにくい部分もありますが、世間では、
そういう形になるように振るという指導が多いですが、どっちかってーと、
別の点に意識すべきポイントがあって結果的にそういう形になる、
自分が上達してくると、実はそう感じるような情報多くないですか?


Answer

仰る通りです。
感覚的な教え方をすると、出来た時に
あぁ、これだ!と腑に落ちるのですが、
それまでは分からず、自分で覚るしかありません。

野球の長島さんなどは、感覚派ですので
何を意味しているのかさっぱり分からないという評判です。
ただ、それが間違っている分けではありません。

名選手、名コーチにあらずで、どんなに記録を持った人でも
教えるのはまた別の技術です。

ただ、実力がない人がいくら「教える技術」を持っていても
間違った事を完璧に教える事ができるだけなので、これも
正解ではないという事です。

ご質問のような、正しい事をただ伝えられない場合には
あまり弊害にはなりませんが、間違った事を教えると害になります。
アメリカでも口巧みにいかにも正論のように解説するコーチがいますが
タイガーウッズのように結局騙されて遠回りをする事もあるのです。

日本でも最近はもっともらしい事を堂々と主張するティーチングプロだの
ツアープロコーチなどと名乗って集客をしている人達が目立ちますが、
集客用にキャッチーなフレーズで勘違いさせたり、評論家のように
雑学ばかりで稼ぎまくっている人ばかりです。

また、誤解させたり、勘違いさせるような曖昧な表現
そして、テイクバック時なのかダウンスイング時なのかの表示がない
分かりにくい説明など、さまざまです。

一番悪いのは邪義です。
これを信じると下手になるという間違った指導です。
「フルショットで出球はヘッドの軌道方向ではなく、フェイスの向きで
決まる」などと言って、芯を外した動画を見せて、もっともらしい解説で
集客している人がいます。

また、指導力がない低い内容もあります。
「毎日500球打てば上手くなる」、だとか「ただ上げて下ろせ」
などという論理は下手を固める危険性が非常に高い指導です。

また、浅はかな論理もあります。
ヘッドが後ろにあると振り遅れるから、上に上げろだとか
手打ちは極めれば良いなどの、限界を作ってしまう指導です。
これは、その人の将来性を無視した無責任な指導です。

そして、過去の古い打法を教えている人が99%で
20年前から主流になっている世界の打法を教えている人が
ほとんどいないことも混乱を招いています。

また、指導の内容は相手によって表現を変えます。
それはその人の意識する部位や感覚が違うからです。

そして、その人の癖によっても逆の事をいいます。
スライスする人はフック打ち、フックの癖を修正するには
その逆をやらないと治りません。

テイクバックの軌道もコックを早く、という場合もあれば
コックを遅く、と指導する場合もあります。
それぞれに違う動きを正常にするために、癖を抜いたり
矯正したりで、その時の動きを修正するために違うことを言うのです。
それを聞きかじって真似しても意味がありません。

このように、ゴルフの指導に関しては、まずほとんどが適正でない
場合が多いと言わざるを得ません。
また、雑誌はサイトの集客用の宣伝などはほとんどが
ジャンクだと思って間違いありません。

情報過多の現代、正しい判断力を身につけないと
情報に振り回されます。

大先輩に聞いても古い事しか分からない、アメリカに行ったとしても
無責任な指導や金儲け主義のスクールなど、いくらでも
遠回りする事があります。

途中で改造しなくても済むように、最初から効率の良いフォームを
定着させる事が大切です。
「ゴルフは物理で習って感覚で振る」です。

メカニズムを頭で理解し、納得した動きを定着させ、
ズレを修正しながら安定させるのです。
タイガー打法のメカニズムはミクシーのバーチャル・ゴルフ教室に
書かれています。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5157003




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