Question
神輿を担ぐようなトップが理想的なのはわかっているのですが、
だんだんトップが浅くなり、正しいトップが違和感になってしまいます。
浅いトップに慣れてしまっているのですが、
泥沼状態になればどうしようもなくなります。
こんな時、どうしたらよいでしょうか?
教えてください。
Answer
神輿を担ぐようなトップがどんなものなのか分かりませんが、
浅くなっても、番手全体が浅くなって、同じに振って全ての番手で
真っ直ぐに打てるのでしたら問題はありません。
正しいトップの位置に違和感を感じるのは
単にその位置に上げていなかったからで、慣れればそれが自然になります。
ただ、加齢とともに体が回らなくなり、どんどんきつくなって回らない
というのでしたら、無理に戻す必要はありません。
しかし、体が回るのに回っていないのでは、それは正しい位置から
ズレていると言うことで、それは調整によって戻す必要があります。
体は柔らかいのに上がらないのと、硬くて上がらないのは別物で
それによって対処法が違います。
前者の場合には調整や修正が必要です。
自然に打ちたいとか、楽して打ちたいという気持ちが
潜在的に少しでもあるとどんどんズレてきます。
また、なくても感覚のズレがあるとすぐにズレます。
DRは水平まで上げないと飛距離を損する事になりますので
体が回るのでしたら回さないともったいない事です。
これはトップの位置だけではありません。
全ては正しい位置、軌道、タイミングに戻しながら調整をする
というのが定着した後の練習に必要な事で、
その動きを常に自然にしてくれるのが基礎練習です。
何年経っても基礎練習は必要な事ですが、スイングが安定すると
すぐにサボってドリルや基礎練習をせずに、ただ球を打ちたがるのですが
プロ30年のベテランでも75%は基礎練習だといいます。
正しい動きを把握し、その位置や軌道、タイミングを常にキープする
という作業を怠るとスイングはズレていき、最後には崩れて治せなくなります。
また、ミートさせるためだけの練習もフォームがズレて癖がつきます。
違和感があるとか、自然ではないとか、できない、自分には合っていない
などと言い訳をする人が多いのですが、当たる打ち方から一ヶ所でもズレると
全くミートしなくなります。
この場合、帳尻を合わせるために他をズラして当たるようにする人がいますが、
そのような勝手な対処をしていると、それがどんどん増えて泥沼になるのです。
そんな時は初心に戻って、基礎練習、基本動作からやり直しです。
違う事をしていたのですから、正しい動きは当然違和感があり
その動きが苦手であろうが、嫌いでやりたくなかろうが関係なく、
そこに戻すしかないのです。
また、老化によってどうしても上がらなくなった場合には、それに対する
タイミング調整が必要で、浅くてもプッシュしない打ち方を習得すれば
簡単に調整する事が可能です。
これはクラブの番手全体を浅くすると良いでしょう。
また、DRだけ浅くて右プッシュになるのでしたら
ウエイトバランスを軽くしたり、短く握るなどで対処する事も可能です。
泥沼になる前に、原理を良く理解し、基本動作を頭でも理解し
どこがどうズレているのか、それをどこで調整するのか、
どこに戻すのかなどのメカニズムを勉強すると、
その都度ズレた時に修正する事ができるようになります。
ゴルフは単純作業ですが、頭での理解が必要です。
いかにクラブを使いこなすかはとても奥が深いのがゴルフです。
初心に戻って頑張ってください。
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