2017年12月8日金曜日

三軌道一面化の動きとは


Question

ショルダープレーンは、それをできるだけ縦にすることで
三軌道が一面化し高速でのスイングでもボールを正しく打つことが
できるということを学びました。

そこでテイクバックに関してですが、ショルダープレーンを縦にするために
両肩と背骨が作る一面が背骨を軸に回転する動きと、
その一面上で左肩は下方に、右肩は上方に多少動くような動きが
組み入れられているという理解でよろしいでしょうか?
(前傾して行うと、左肩は左腕の長軸方向に押して、
右肩は右腕の長軸方向に引くような感覚があります。)


Answer

三軌道とは肩の回転で作るショルダープレイン、手の移動で作る
スイングプレイン、そしてヘッドが作る軌道の三つを言います。

この三つはそれぞれに違う軌道角度で回転しているのですが、
これは極力一緒にして、一面上を三つが移動する事を
理想とするのが三軌道一面化理論です。

これは背骨や体の中心を軸として、肩、手、ヘッドの三つが
同じ平面を移動する場合、ショルダープレイン上に球がある限り
高速になるほど軌道修正されてヘッドが球に向かう事になります。

中期のスイングは肩ラインを背骨に対して直角にしたまま回転しろ
というスイング理論だったのですが、そのまま高速回転すると
手やヘッドはショルダープレイン上に行こうとするために
ヘッドが浮き上がってヒールトップします。
これは超高速時代に対応できない古い打法になったという事です。

左肩はトップでは下げ、フォローでは上げる事でより縦軌道となり
手やヘッドの軌道角に近くなります。

結局、超高速で回転させると、ヘッドはショルダープレインの
延長上に軌道修正されるため、効率良くミート率を上げる事ができるので
21世紀のモダン打法は三軌道を一面化する動きに進化しました。

さて、この動作はテイクバックの始動で左肩を下げながら
テイクバックするという動きによって安定します。
そして、トップの位置では左肩が最っとも低くなります。

この動きは肩だけを上下させる動きで、基本的には
背骨を曲げる側曲ではありません。
左肩を下げると同時に右肩を上げ、右肩を上げると同時に
左肩を上げるという動きです。

直立して右肩だけ上げてみてください。
下ろしてから今度は左肩を上げて下ろしてください。

今度は右肩を上げて、下ろす時に左肩を上げると
肩のラインがシーソーのような上下運動をします。
これがその動きです。

これを回転しながら同時に行います。
ご質問の左肩は下方に、右肩は上方に多少動くような動きが
組み入れられているという事になるのです。

これはパターでもチップショットでも同じです。
全てのショットをこの動きにするとショルダープレインの角度が
一定になってミスを軽減し、ミート率を上げる事も可能となります。




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