2018年1月3日水曜日

どうやったらいいのか悩んでいます


Question

ゴルフ歴1年半のものです。
これまで週2~3で打ちっぱなしに通い練習していますが、
やっと空振りがなくなったぐらいで、ラウンドに出ても160前後です。

これはいけないと思い、3か月前からゴルフスクールに通っているのですが、
大幅にスイング等を修正されたこともあり、振り遅れ、
フェースがインパクト時に開いてスライスしてしまう、また、
それを意識しすぎると極度なドローボール、
最終的にスイング軌道が崩れチョロしか打てなくなる
という悪循環を繰り返しています。

スクールの講師から言われているのは、インパクト時に左足体重ができていない
左側に壁があると思って打ってと言われますが、
言われてもなかなかどうやったらそれができるのか意識だけでは変わらず、
ダフってフェースが開いたままで極度なスライスになってしまいます。
べた足で軽く打つといつも極度なドローです。まっすぐ飛びません。

youtubeやインターネットサイト等でたくさんいろんな方が動画をあげていますが、
人によっていうことが全く違いますので、どれをどうやったらいいのか悩んでいます。


Answer

ゴルフはバランスです。
縦が強ければダフり、横が強ければトップします。

100ヶ所ほどのポイントが全て合っていないと良い球は出ません。
また、何ヶ所か間違っていても、その分逆に帳尻を合わせる動きによって
まともに当たる事もあるので、なおさら混乱するのです。

どんな打法も、最終的には再現性です。
同じ事が何度もできなければゴルフにはならないという事です。

ただ上げて、ただ下ろせば当たると思っている人が非常に多いのですが
それが違うという事がわかるのにほとんどの人は1年くらい掛かります。
忘れたり崩れたりしても元に戻せないからです。

左の壁を感じながら打てというのは、毎回同じ位置に体が移動し
そこでインパクトにするという事で、100あるうちの1つが解決するのです。

あと99はどうするのでしょうか?
これは一つずつ解決していくしかありません。
100あるうちの1つだけできたら当たると思ったら大間違いです。

いろいろな指導がありますが、たとえば、その壁が1cm右だったとしても
ハンドファースト度が1cm分強ければ同じように当たります。

このようにバランスで成り立っているのがスイングです。
インパクト前に沈みこんでも、インパクトで起き上がれば帳尻が合います。
これで30年も毎日打っていればプロにでも成れます。

ただ、沈まずに起き上がらなければ、最初から当たっており、
ミスも少なく早く定着し完成するのです。
コーチは本来、最短で上達する方法を教えるのが仕事です。

たしかにどんな打ち方をしても当たります。
習わなくても上手な人はいくらでもいます。
しかし、どれだけ遠回りしているかは本人達は分かっていません。


スクールに行くと、その講師の打法を強要され
今までの打法を変えなければならず、また最初からやり直しになります。

ただ、1年程度我流でされてきた動きなどは、もっと飛ぶ打法や
効率の良い打法に取り替えた方が、将来的にはずっと得です。

動きが変われば当たらなくなるのは当然です。
特に初心者は何一つ定着しておらず、恐らく何一つ正しい動きは
されていないに等しいかと思います。

うまく当たっているのに2ヶ所変えたら、その動きに合った動きを
ほかのところで修正する必要があります。
これだけで4ヶ所の動きを変えることになるのですが、一度に4ヶ所
の改造はなかなか定着しないので、ほとんどの人が諦めてしまいます。

変える時には納得のいく説明が必要です。
たとえばダフっているので最下点をもっと左(目標方向)にズラすために
もっと体重移動をして(左の壁をつくって)打て、というなら分かります。

ただ、これも体の使い方やハンドファースト度によって体重移動しなくても
ダフらずに打ってしまう人もいるので混乱するのです。

ダフるならハンドファーストで打つ、体勢移動をする、ヘッドを近づける、
左手首を甲側に曲げないなど、ダフる原因を全て教えて
一つずつ改善して行くしかないのです。

しかし、通常のレッスンプロは自分がやっている打法しか教えません。
ほかの打法まで研究していないからです。
したがって、講師が変われば、また一からやり直しになり、バランスが崩れ、
スクールでは5年通っても一切上達していない、というクレームが絶えません。

どうすればまともに当たるのか、どうすれば良い球がでて、どうしたらそれを
維持する事ができるのかなどの原理をしっかりと把握する必要があるのです。

何も考えずに当たるのを待っていたり、偶然にスコアがあがるのを
待っている人がいますが、一生思ったゴルフはできないでしょう。
もっとゴルフを大切に、そして慎重にされる事をお薦めします。



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