2018年1月4日木曜日

上級レベルがどんな状態か


Question

すごい上手くなると、練習は99%綺麗に打てるものですか?
それとも、どんなにうまくなっても練習でダブったりしますか?
リアルな上級レベルがどんな状態か教えてください。


Answer

上手い人というのがどういう人なのか分かりませんし
綺麗に打てるという基準も良く分かりませんが
ミート率が1.4以上が何回続くかというご質問でしたら、
スイングの定着した人であれば、練習場でしたら100%打てるでしょう。

スイングは再現性です。
どんな打法でも打ち方でも、同じ事ができればこの目標は達成できます。

迷いなく、ズレずに、いじらずに3年も毎日練習していれば
DRならそこそこFWに乗せることが可能です。

ただ、問題は同じ事ができない事です。
打っているうちに体の柔らかさが変わり、知らないうちに
違うことをやっていたり、迷って違う動作を入れてみたり
もと飛ばそうとして力んでみたり、いろいろな事をするものです。

雑誌などのジャンク理論に惑わされず、飛ばす事も諦め、
しっかりと準備運動をして体を温めてからの練習をしたとしても、
それでも毎日のようにズレがでるのがゴルフです。

打ちながらこのズレを体が調整して当たるようにはなるのですが
自分でどこをどうすると良い球が出て、どうするとトップし、
どうするとダフるかなどが経験で分かっている人は、
当たりを診ながら調整して行けます。しかし
突然、全く違う症状になった時などには対応がほとんどできません。

それで迷いが出たり、試行錯誤が始まると、落ち着いてからさらに
3年しないとショットが安定しないのです。
ほとんどの人は100%使える球が打てないのはこれが原因です。
定着しないうちに違う動きを入れると、またその時点から3年掛かる
と思って間違いありません。

練習場で99%使えるショットで、1%が使えないショットだったとしたら
その1%のダメショットがコースで出ます。
練習場では100%使える球が打てるようになるまで練習で、
しかも持ち替え練習で100%です。

まずは練習場で完璧なショットが打てるまでしっかりと練習をし
次にコースでの実践練習です。
ただ、ショートゲームは現場でしかできませんので、
ショットが未完成なうちからコースでの実践が必要です。

トッププロが調子が良い時には、コースで、しかも試合の設定で、そして
大会でこの100%が出ることがあります。
普段はそれでも3~4回はミスショットは出るのですが、それは
突風で流されたりとか、変なキックをしたとか、フライヤーで飛びすぎたりとかで
ショット自体に問題があるのではなく、実践でしかない障害によるものです。

ただ、通常のプロ選手の場合は完全にミスと言えるショット
が出ることは良くあります。
プロでも調子の良い時と悪い時があり、一概に何%とは言えません。

目指すところはミスのないラウンドです。
自分ではどうする事もできない事は諦めるしかありませんが、
ショット的に納得が行くラウンドが理想です。

練習場でダフりトップが出ている間は、まだ定着していないということですので
スイングを変えずに定着するまで反復練習を続ける事が大切です。

ただ、オヤジスイングを定着させたくありませんので、
改造するなら全ての動きを修正し、納得がいく動きができてから定着させましょう。




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