初心者ですがＤＲが当たりません

Question

ゴルフ始めて半年の初心者です。

どうしても、ドライバーが当たりません
当たっても50ヤード位頃でゴロで転がるか
ものすごく右に曲がってOBになります

今の目標は150ヤード飛ばすことです。
どうすれば、右に曲がるって行くのを抑えられますか？

あとスイングは大振りするのがいいと聞きましたが
どれくらいあげれば良いですか？


Answer

初心者に限らず、当たらなくなる事があります。
これはゴルフの原理をもっと勉強する必要があります。

もともとゴルフはとても簡単に見えるスポーツです。
単純に上げて下ろせば当たると思っておられるかと思います。

ところが、毎回当てるとなると、これは偶然に当たるのを
待っていたのではとても出来る事ではないのです。

人間の脳は意識レベルと、無意識レベルに分けられます。
意識すれば単純な作業であれば毎回できるのですが、複雑になるほど
意識は行き届かなくなり、一度に意識できる数は限られてきます。

スイングに関してはせいぜい２つくらいです。
ヘッドアップしないように、それから右肘が離れないように
と２つを意識すると、左膝が伸びきらなかったり、右にスエーしたりで
器用な人でも３つくらいしか意識できないのです。

となると、どこがどう動くのかを把握していても
一度に３つ以上の事はできないという事になります。

世界の最先端を行く打法は、その意識する部分が最初は１００ほどあり
その中の２つづつを定着するとしたら、その期間の５０倍掛かる事になります。

定着には同じ動きを毎日６０回２１日継続する必要があります。
これはゴルフだけではなく、人間の能力として潜在脳に記憶させるには
このくらいの反復が最低必要だという事なのです。

しかし、たとえば２つづつ定着させて行けたとしましょう。
最初に手がけた２つは３週間後には無意識でその動きができています。
ところがあとの４８ヶ所は間違った動きをしています。

この計算で最後に残った２つを定着させる段階では、その動きは
３週間Ｘ２５の数だけ間違った動きをしており、それが定着しています。
これが癖の原因で、下手を固めると言う事です。

間違った動きをすればするほど癖が抜け難くなります。
したがって、その癖を抜くのにまた同じ数以上の正しい動きをして
上書きしなければなりません。

こう考えると天文学的な数の反復をしなければ
理想の動きはできなくなります。

まず、これを解決するには分解ドリルです。
その部分だけを反復するというドリルによって定着させること、
これでほかの部位の癖を付けさせない事です。

癖を治す時の矯正ドリルだけではなく、最初に動きを習得する時点で
分解された動きのなぞりやスロー、エアーといった球を打たない
練習方法がどうしても必要になって来るのです。

やたらと球を打ちたがる人が多く、
練習場でドリルをやっている人はほとんど見かけません。

また、難易度の低い打法を選ぶ事です。
タイガーやマキロイと同じスイングをしようとしたら
毎日８時間を２０年ほど継続しなければ同じレベルのスイングは
完成しないでしょう。

難易度は飛距離とほぼ比例します。
飛ばせば飛ばすほど難易度が上がります。
３５０Ｙの難易度ではなく、２５０Ｙの難易度であれば
その１０分の１か１００分の１の練習で打つ事ができるのです。

質問者さんは、まず打法を決める事です。
マキロイ打法が目標でしたら、その基本動作だけをまず習得する事です。
これだけでも動きを習得するのに３年ほどは掛かるかも知れません。
そして、その動きを定着させるのにさらに３年は掛かるでしょう。

しかし、シンプル打法でしたら、動きを習得するのに
１時間から１週間程度でできるようになり、定着は人によりますが
１年～３年程度でしょう。
そしてその中間のスイングがいくらでもあります。

また、この定着期間には一切ほかの事をしない、ズレをすぐに治す
毎日同じ動きで定着させるなどの条件があります。

練習方法、定着方法、診断法、修正法、調整方法などを
動きとともに勉強しながら固める事でスコアは最短で良くなります。

ただ、一番シンプルな打法は飛距離はありませんが、とても正確で
あとはショートゲームの腕を磨けばアンダーで回る事もできます。

早く上達したい、と言う方はこのような方法で無駄なく
遠回りしないようにされると良いかと思います。

まずは基礎練習とフォーム作りです。
理想の動きをする事からスタートです。

そしてズレを修正しながらエアーや素振りを十分に行い、
タイミングを調整しながらある程度定着させ、
方向調整をしながらミート率を上げて、さらに精度を上げ、
思った所に打てるようにするというのが練習内容です。

そして、さらにズレやブレの修正を繰り返しながら定着練習です。
この段階になって初めて「毎日５００球打て」という指導が
有効になります。
フォームができていない時期から毎日５００球も打つのは下手を
固める事になるからです。

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