2018年1月6日土曜日
フェードとドローはどちらの方が多い?
Question
フェードとドローはアマチュアだとどちらの方が多いですか?
割合も教えてください
Answer
正確な数値は分かりませんが、フェイドしか打てない人が
過半数だと思います。
原因は横振りです。
肩を回転させて左手でクラブを引っ張り、ヘッドが右から左に移動する動きで
打とうとしているために、まず肩から回転させて振ろうとするからです。
これがフェイドの原因です。
肩が先に回ってしまいますので、軌道がくるってしまうのです。
また、ヘッドが遠回りするために振り遅れ、スライスが止まらない
というのが初心者のほとんどかと思います。
そして、中級になると今度は逆にフックが止まらない、という
引っ掛け、ドフック、ちーピン地獄があり、これが治ると
やっと真っ直ぐに飛ぶのですが、フェイドはほとんど治っていません。
ドローやフェイド、またスライスやフック球はいわゆる癖球です。
効率が悪い振り方をしているから曲がるのです。
フェイスもスクエア、そして軌道もスクエアであれば
真っ直ぐに出るストレート球が打て、飛距離も一番出るのです。
これが一番効率が良い打ちなのですが、フェイド人口があまりにも多いので
それが正当化されてしまっているのです。
これはいかにストレートを打つのが難しいのかとも言えるかと思います。
基礎や基本動作を習得せずに、イメージだけで勝手に振ると
このストレート球が一番難しくなるのです。
本来、教科書通りに動けばストレート球が出るはずです。
無駄な動きやアンバランスな事をするので癖球が出るのです。
スイングは公転と自転のバランス、そして縦と横のバランス、また
設計通りの振り方をしていれば問題はないはずなのですが、
我流ゴルファーはその原理や構造すら勉強せず、プロを見て
その動きを真似するだけで、何一つ理解していません。
真似はしているつもりでも、実際には真似ができていない
「つもりスイング」になっているのです。
完全に真似できていれば飛距離も方向性もプロと同じに
ならなければならないからです。
基礎とはグリップや前傾姿勢、スタンス、アライメントなど
ほとんどの人がいい加減に見逃している部分です。
みなさんできていると勘違いされているのですが、実はほとんどの人が
できていないのです。
たとてば、あなたは毎回同じ前傾角度で打っていますか?
あるいは、PWとDRとの前傾角度の差は毎日同じですか?
同じ番手でしたら、球との距離は同じはずですが、毎日同じ距離で
10年経っても同じ距離で打っていますか?
まず、ほとんどの人は計った事すらないと思います。
こんないい加減なセットアップでいくら上手く振っても
当たる方がおかしいのです。
こんな単純で簡単な原理すら知らずに、自分は基礎などできている
と勘違いしている人がいかに大勢いるかです。
これは氷山の一角に過ぎません。
このような重要な事がいくらでもあります。
全英オープンで優勝した選手ですら崩れて、ゴルフを辞めています。
全米一位になった宮里藍選手も同様に辞めてしまいました。
この奥の深いゴルフには見たこともないような障害が潜んでいるのです。
フェイドしか打てない人にはすぐに大きな壁が出てくるでしょう。
砂上の楼閣にならないようにしなければなりません。
(砂上に何も建てられない人がほとんどですが)
まず、基礎とは何かをほとんどの人が知りません。
それを勉強しただけで、数倍から数百倍近道ができるはずです。
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