バックスピンって必要？

Question

特にグリーンを狙うショット時に必死に打ち込んでスピンかけて
止めるのってカッコいい以外に利点はありますか？

硬いグリーンではミスったら大きく弾かれるし柔ら
かい時は必要以上に戻ってきたり、

カッコいい以外の利点はどんなものがあるでしょうか？


Answer

まず、バックスピンの話題は２種類あります。
質問者さんのようにアイアンでグリーン上で戻す時のスピン、そして
ＤＲで吹き上がらないように打つ時の適量のスピンです。

今回はアイアンのアプローチ時のスピンに関してお話しましょう。
スピンで戻すとカッコ良いと思われているようですが、
それが目的でする人は戻り過ぎて手前の池に落とす人です。

利点はまず、ピンの手前に落としてピンを追い越し、そして
バックスピンで戻して来ると、二回カップインする可能性があります。
これはデッドに狙った時の可能性としての話です。

また、フェイドでグリーンの中央に落として、右手前のピンに戻して
近づけることや、ドローでグリーンの中央に落として、左手前のピンに
戻して近づけるといった狙い方があります。

これらはいずれもグリーンの中央を狙うという安全性の高いアプローチで
ピンが奥の時にはスピンを掛けないコントロールショットで転がして
左奥ならドローで中央に落として近づける、そして右奥にピンがあったら
フェイドでグリーン中央に落として転がして近づけるなどのアプローチ
などができます。

この４種類のアプローチができると、グリーン面が右傾斜だった場合には
右からドローでブツケテ止める、あるいは左傾斜なら左からフェイドで
斜面にぶつけて止めるなど、グリーンが異常に硬い場合などにも対応でき
いかにバーディーを取れるかというレベルになった時に必要なテクニックです。

寄せワンのパーでイーブンで上がるレベルまでは両手シングルで
バーディーは偶然に取れる程度ですが、片手シングル以上になるには
バーディーを積極的に取りに行く内容にしなければなりません。

その段階までは確かに必要ないと思います。
片手シングル以上を目指す時にはダウンブローで打って
バックスピンで戻せる技術があれば、競技ゴルフでグリーンが
硬くなった場合でも止める事ができますので、スコアメイクし易くなります。