2018年3月15日木曜日

部屋は天井が高くなく素振りは不可です


Question

ゴルフ歴三年、ようやく100切れるようになった、というレベルです。

室内でできる練習等あれば教えていただきたいです。
正方形の2m四方のパッティングマットでのパター練、
アプローチネットでの数ヤードのアプローチは練習しています。

練習機材はこの2つしかないです。
この他雑誌や動画を見てイメトレはずっとしています。
部屋は天井が高くなく素振りは不可です。


Answer

100前後の初心者は全ての練習が必要なのですが、特にスコアを
良くできるのはショットです。

なぜならば、ティーショット、そしてセカンドと正確に打てたとすると
パーで回ることも可能だからです。

ショットが完璧だったらOBも林も池もなくなり、グリーン周りでも
寄せやバンカーもなく、実に楽なゴルフが出来るようになります。

クラブを持って走ることもなく、ゆっくりとラインも読めるようになり
メンタル的にもかなり余裕のあるゴルフとなります。


さて、ショットの練習ですが、一番大切なのは再現性です。
毎回同じことができると大怪我がありません。
DRでOBや池がなくなるだけでスコアはかなり良くなります。

ではどうやって再現性を高めるかです。
これは武道などで言われている型の記憶です。

その打法の型をしっかりと潜在脳のレベルまで記憶させることで
ほとんど8割完成しています。

この型とはフォームの事で、自宅でもできる事です。
フォームの練習は3種類あると考えてください。

まずは頭の中だけで行うシュミレーション、イメトレです。
これはある実験でも科学的に証明されています。

バスケットチームを3グループに分け、グループ1は普通に練習し、
グループ2は全く練習せず、そしてグループ3はイメトレだけして
数週間後には、イメトレのグループは実際に練習したグループの
8割りの効果があったといいます。

そして第二の練習方法はエアーゴルフです。
何も持たずに、体の動かし方のなぞりをする事によって、フォームを
記憶させることが可能です。

腕や手よりも体や脚の動作の方が多く、そして重要です。
ボディーターンの練習だけでもマスターするのに
最低半年ほど毎日練習しないと、難易度の高い欧米男子の
打法などはほとんど定着しません。

全ての部位が正しく動き、正しいタイミングで適切な力加減で
フォームができたかどうかが重要で、それができないうちに球を打っても
体はさらに動かなくなるだけです。

そして、ご自宅での素振りは短い練習用のクラブです。
シャフトが短く、ヘッドはその分重く作られている物です。
これはご自身で作ることも可能です。

鏡を見ながらまずはフォームを固めることで、毎回同じように
動けるようになってから練習場に行っても遅くないほどです。

このように、練習場だけではなく、球を打つだけが練習ではありません。
マットでパターの練習も、また網に当てる寄せの練習なども
大変良い練習になりますので続けてください。




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