2018年5月30日水曜日

テークバックとリストターンについて


Question

よくゴルフレッスンでテークバックは閉じて上げるように、
開いてあげてはダメと言われますが開いてあげなければ
綺麗なリストターン(プロのような左手を畳んで右手が伸びた
綺麗なフォロー)ができないんじゃないでしょうか?

理屈では閉じて上げてフォローで閉じてれば
ひっかけやチーピンになるような感じがします。


Answer

仰る事は分かりますが、これらの原因結果は質問者さんが
ご自身で体験されて発見された現象だと思います。

これが大きな勘違いであり、我流ゴルファーに良くある
遠回りです。
勝手に振って偶然当たって上達したと勘違いしているのが
典型的な我流ゴルファーです。

フェイスを開かなければリストターンが綺麗にできない
という思い込みがあるようですが、たまたま質問者さんが
できないと勘違いされているだけで、開くのと
閉じるのはどちらもコントロールが可能です。

実際に普通にテイクバックして、フォローでフェイスを
返さない打ち方は誰でも習う基本動作です。

テイクバックはシャットでという指導があるのですが、それは
超高速スイングの場合は方向性が悪くなる事で改造をする
コーチが多いのですが、絶対にダメではありません。

フェイスを90度開き、90度閉めると180度回転する事で
HSが上がります。
老人など非力な人でしたらそれを組み込んでも良いのです。

また、フォローでフェイスを90度閉めないと右肘が伸びない
と仰るのですが、フェイスを返さずに右肘を伸ばす事ができます。

このように、ご自身が体験してできない事は間違い、できる事が
正しいと思い込むのが我流ゴルファーの典型的な特徴です。

自分が体験したのだから、それが一番正しいと思うのは勘違いで
過去数百年の間の数知れないゴルファーの体験と知恵を無視し
ている事になります。

これでは進歩がありません。
先人の体験と知恵を習得して、その全てができてから、その上を
追求するというのが発展につながるのですが、何も勉強せずに
自分が天才であり、先人の言う事が間違っていると主張し、
謙虚に習おうとしないのは、成長を大きく妨げている事なのです。

超高速打法はシャットで上げてすぐにフェイスを閉じない
というフォームです。
180度開閉するのを160度にしたり、140度にする事で
インパクトでスクエアになる可能性を高めているのです。

飛距離がキャリーで300Yほどが打てるような技術を身に着けて
そこでその持論が正しいかどうかを検証してください。
恐らくそこで初めて先人の言う意味が分かる事だと思います。
ただ、その時が来ない可能性も高く、来たとしても長年の癖を
抜くのに大変な試練がある事は警告しておきます。




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