2018年6月18日月曜日

傾斜での球質


Question

斜面でのショットで左足(前足)上がりの時と左足下がりの時、
どちらがスライスでどちらがフックになりますか?


Answer

これは原理を考えればすぐに分かる事です。
まず、つま先上がり、下がりのケースから行きましょう。

つま先上がりは球の位置が足よりも高い事になります。
その場合、シャフトが地面に対して寝る事になります。

クラブを立てて手前に倒してみてください。
リーディングエッジはスクエアでもフェイス面は
どんどん左を向いていきます。
SWで試してみてください。より顕著に分かります。
トウアップしている状態を見てください。

結局、フェイスが左を向いたまま打っているので、
引っ掛けやフックがでる事になります。

また、その逆につま先下がりはトウダウンになり、
フェイスは下がるほど右を向きます。
これでプッシュやスライスが出るのです。

したがって、球の位置を変えたりグリップの握り方を変え
フェイス面をスクエアにすればストレートに打つ事ができます。


次に左足下がり、上がりを考えてみましょう。
なぜ真っ直ぐに打てないのかです。

それは重力のせいです。
体重移動の関係で体が正しい位置や姿勢にならない事で
プッシュや引っ掛けが出るのです。

左足が上がっている場合、体重移動がし難く体の回転も
止まり易く、左に引っ掛けたりフックが出易いのです。

その反対に左足が下がっている場合は、余計に体が動き易く
体重移動が通常よりも大きくなってプッシュやスライスが
出やすくなります。

従って体の動きを意識して正常にするか、最初から移動し難い
方向に移動しておくなどの重心を調整すれば真っ直ぐに打てます。
また、移動の具合が一定であれば球の左右の位置を変えると
自然の体重移動で真っ直ぐに打てる原理です。

これもまずは真っ直ぐに打てるようになった人が、傾斜で初めて
気が付く事ですが、何度か経験すれば分かる事です。
その際にはこの原理を思い出して、それを計算に入れて
練習をしてみてください。




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