2018年6月2日土曜日

前傾をキープできず起き上がる


Question

スイングで前傾をキープできず、起き上がってしまいます。
手元も浮いてしまいます。

肩をまわして左足下がりのイメージで打っているのですが、
より左足に体重移動しているだけで低く長いフォローができず、
首に巻きつくようなフィニッシュができません。
よい練習方法などがございましたら、教えてください。


Answer

ゴルフは最初の1週間で決まってしまう、と言った
トップ選手がいました。

勝手に振って自力で上達しようとしたら、最初にその人の
動き易い動きで振りますので、確かにその癖が出るでしょう。

この時に基礎を習い、その癖を矯正し、正しい基本動作を
習った人はきれいなスイングに修正されるのですが、
我流でその動きが治せない人はスコアが良くならない、
あるいは一時期良くなっても、そこから落ちたり伸びずに
悩み始める時期があります。

この時期にしっかりと基礎からやり直して癖を封じ込め
効率の良い振り方を習得しないと、ほとんどの人が
その動きが固まってしまい、飛距離がでない、あるいは
オヤジスイングにまとまってしまいます。

前傾がキープできないとは単なる起き上がりなのか、
あるいは浮き上がり、伸びあがり、立ち上がりなどの動き
もありますので、どれなのでしょうか?

恐らく軸が上下にブレると言う事だと思うのですが、
それでもこれだけ症状があります。

これらの修正にはそれぞれに原因と対策があります。
本来の筋肉ではない筋肉を使っているか、度合いが違うか
などの修正にもそれぞれに違う部位を動かすか、あるいは
固定するかを覚えないと治りません。

器用な人は応急処置としてわざと逆にインパクトで頭を
下げる力を加えると治る事もありますが
本来の基本動作は起き上がれないはずなのです。

このように基本動作の動き自体が正しい筋肉で動かして
いないという事が原因で軸がブレたりスエーしたりします。

ゴルフはこのように基本動作通りに動かさずに、あとから
修正してと言う場合がほとんどですが、本来は最初から
どう動かすかを習ってそれを定着させる必要があります。

これが一番早い上達法ですが、思った通りに動かない
という問題もあります。

そして、その動き自体が定着する間に、いくらでも元の
動きに戻ったり、忘れたり、ズレたりでそのつど修正が
必要になるのです。

その間は間違った動きをしないように分かる人に
診てもらいながら練習したり、違う動きをしないように
なぞりやスローで正しい筋肉で正しい力具合での練習を毎日
60回、21日間反復する事でその動きを体が覚えます。

これをやらないと何十倍もの時間が掛かり、その間にまた
違う癖が出たり忘れたりで、ほとんどの人は一生掛かっても
修正できずに終わってしまいます。

首に巻き付くようなフィニッシュにならないと言う事ですが
それはフォローでの左手頸の動きが違うからです。
ゴルフを簡単に考えておられるようですが、ゴルフは
そんなに簡単なものではありません。

まずは思考と姿勢を変えて、もっと真剣に取り組まないと
将来的にその癖を抜くのがどんどん難しくなりますので
できるだけ早い段階で修正を繰り返す事が大切です。




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