2018年6月27日水曜日

シャンクが止まらなくなります


Question

ゴルフをはじめて2年が経ちます
約一ヶ月前から練習で、60球くらい打った後からシャンクが止まらなくなります。
60球以内までは良い感じで打ててるんですがなぜかその後から怖いくらいダメで
す。辛すぎて涙が出ます。
もうしばらくゴルフをやめた方が灰汁が抜けるのではないかとも思います
なにかアドバイスを頂けたらと思います。


Answer

シャンクとはアイアンのソケットに球が触れて右側に低く飛び出す
という症状を言います。
従ってウッドでは起きません。

連続でシャンクが止まらないというのは、ある意味安定しているという事です。
始めた頃はダフりトップで酷い症状だったと思います。
それに比べれば随分ましになったという事です。

シャンクはヘッドが球よりも外側を通過している事になります。
これはヘッドの軌道がフラットになってたり、ダウンスイングの下ろす角度が
体から離れすぎているという事です。

外回りする原因はいくらでもあります。

練習の途中から出ると言う事は、まず、前傾角が立って来たというズレです。
腰を曲げて打っていると疲れて来て、無意識に腰を曲げたくなくなり
前傾角度が足りなくなる事があります。

次に、疲れてくるとトップの位置が低くなる事があります。
これによって軌道がフラットになればシャンクが出ます。

また、そのトップの位置をくるわせるテイクバックの軌道がズレれば
シャンクになる事もあり、切り返しで左肩始動になるとヘッドが浮いたり
外回りしたり、単に速度を速めただけでもヘッドが浮く事があります。

単純にダウンスイングの角度がフラットになったり、ヘッドが遠回りしたり
デンデン太鼓のように体が先回りして、右腰でプッシュしても
シャンクが出る事がありますので、原因をまず特定する必要があります。

また、ショートゲームお寄せでシャンクが出る事もあります。
この場合は左肩の動きで治る事があります。
肩をアップライト回転させることです。

背骨に対して直角で肩を回すと、ヘッドの軌道がフラットとなって
外回りする事が原因です。
この場合はトップで左肩を下げて打つと治ります。

フルショットでは肩が回らずに打ったり、肩が平行回転するとシャンクが
出ますので、トップでは左肩をアゴの下に入れるようにします。

このようにヘッドの軌道が外回りする原因はいくらでもあります。
その原因を特定するしかありません。
やたらと試行錯誤していじると、せっかく長年掛けて定着させた動作を
崩してしまう事になります。

また、シャンクが連発する事がありますが、それはどこかがズレている
と言うことですので、シャンクが出るまでズレを修正しない事にも
問題があります。

ズレによるシャンクは最初はヒールに当たりだし、どんどん芯から
遠くなって終いにソケットに当たります。
それまでに数時間、あるいは数日掛かる事があります。
この間に気が付かないのは柔らかいシャフトやキャビティーを使って
衝撃によってどこに当たったか分からない事が原因かも知れません。

競技ゴルフをするゴルファーは硬いシャフトでハーフキャビティーか
マッスルバックを使って衝撃による打感で判断できるようにしましょう。

突然シャンクが出て、一回で止まるような場合にはたまたまその時に
体がゆるんだり、余計な力が入ったりしただけで、連続にはならずとも
定期的に何度もでる事があります。

その場合は再現性を高める事です。
同じ動き、同じ力、そして同じ速度やリズムで毎回同じ事をする
というゴルフの原点に戻って反復練習をする事です。

また、単に球が体に近かったりするだけでもシャンクになりますので
しっかりと測って毎回同じ距離で同じトップの位置で練習する事も
大切です。





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