2018年6月26日火曜日

右肩が下がっているのに気が付いた


Question

ゴルフのスイングで右肩が下がっていることに気付きました。
意識して修正していますが、分かりにくいです。
どのようにして修正すればよいでしょうか?


Answer

やたらと右肩が下がるのが悪いという事を言う人が多いのですが
なぜ悪いのかのメカニズムをご存知でしょうか?
スライスが出ても、ダフっても全て右肩が悪いと言うのは
良く聞く話です。

ところが、タイガーウッズやマキロイのスイングを見てください。
トップでは左の肩が最下点にあり、フォローでは右肩が最下点です。
インパクトを見ても左肩がかなり上げられ、右肩は下がっています。

手振りで肩ラインを水平にして打っている人が、右肩が下がると
肩が水平に回っていないので、それが諸悪の原因だと考えて
いるのかも知れません。

しかし、重要なのはヘッドの軌道です。
そして手の軌道、さらには左の肩の軌道です。

この3つがしっかりとしていれば球は当たるのです。
21世紀のモダン打法は肩の上下運動を組み込んでいます。

これは一つには左の肩がインパクト直前に吊り上げられて
吊り上げ効果を出す事もメリットなのですが、三軌道を一面化
する事で超高速スイングに対応しているのです。

また、右肩を下げながらダウンスイングをすると平行落としができ
レイトヒティングの度合いが増します。
まさに一石三鳥の動きですので、これを諸悪の原因とする論理は
30年前に欧米では終わっています。

右肩が下がっていれば押し込みも大きく、低く長いインパクトゾーン
も作る事ができますので、一石五鳥となるのかも知れません。

原理を良く考えて、因果関係を知り、納得してから信じるようにしないと
ゴルフはいくらでも遠回りして、いつでも簡単に崩れます。

何をどう習うかでゴルフ人生が決まります。
才能やセンスではありません。
ゴルフは物理です。
メカニズム的に良く理解する事が大切だと思います。




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