2018年7月24日火曜日

コースだと違う事をする


Question

最近ドライバーショットが右プッシュorシャンクぎみに出ます。
練習では、胸・顔を右に向けた状態で→ダウン→インパクト
のスイングでうまく飛ぶのですが、本番では、練習での状態を
意識してダウンスイングを心掛けているのですが、
体が開いた状態で インパクト、結果ボールが右方向へ出て
しまいます。(力みすぎでしょうか?)

良い矯正方法がありましたらご教示願います。
(本番での捻転不足?)


Answer

フェイスアップによって胸が上を向く事でフェイスが開き
球が右に出る事があります。

これは二種類のフォルダーを持っていると言う事です。
一つはしっかりと顔が動かずにインパクトになり真っ直ぐに打つ
というフォーム、そして二つ目は顔が上がってしまうフォームです。


この二種類の両方を練習し、両方を定着させている事に問題
があります。
最初から顔が上がってフェイスが開いて当てたり、肩が先回りして
インパクトという打ち方でも、それなりにグリップなどで帳尻を
合わせれば真っ直ぐに出るのですが、スクエアに当てる積りで
練習していて、スクエアにならないとプッシュ球になるのです。

質問者さんはちょうどボーダーラインにいます。
どちらのフォルダーも開けられるのですから、それは定着不足や
メンタルであると言う事を認識する事です。

練習場ではスクエアに当てるフォルダーで真っ直ぐに打てる
と言うことですが、コースに行くとその打ち方が出来ないのは
余計な雑念や緊張が主な原因です。

カッコ良いところを見せよう、誰よりも飛ぶところを見せてやろう
きれいなスイングを見せてやろうという雑念です。

また、大勢にみられているという緊張感で頭が真っ白になって
いるのかも知れません。
これらはいずれは克服する必要があるのですが、正しいフォーム
が完全に定着しておらず、違うフォルダーが顔を出すのです。

このような状態でラウンドばかりしっていると、間違ったフォルダーが
出て来る回数が増え、どんどんそれが定着してきます。

フォルダーは一つにする必要があり、それしかできないという状態
を作る事によってより安定するのです。
したがって、しっかりと打てるフォームだけで振り、それ以外は
一切やらない事です。

先日女子プロ大会で優勝したアメリカのアマチュア選手は、8歳から
ゴルフを始めて一度もOBを出した事がないといいます。
最初は飛距離がないので子供はOBは出ないのですが、飛ばすように
なるまでには上手くなってしまい、出していないのでしょう。

これほど安定をさせるには、その打ち方しかできないという状態に
する事で、それ以外のフォルダーを持たない事です。
試行錯誤をしている人は何十種類ものフォルダーを同時に定着させ
余計な遠回りをしているだけではなく、このように緊張すると
それが出て来るのです。

一つのフォームを徹底的に定着させ、それ以外は全て捨てる事です。
勘違いや思い込みで違う事をしてる人が多く、帳尻合わせのスイングや
15種類の高さの違うショットを打つ練習をしてみたり、とにかく
いろいろな事をやり過ぎている人が大勢います。

また、初心者はその日によって違う打ち方をしていたり、毎回違う
打ち方をしていますので、なかなか定着しないのが現状です。

他の打ち方が出ない状況での定着練習、たとえば球を見ると
違うフォルダーが出る人は素振りで完全に定着させ、またコースで
違う事をする人は練習場で完全に定着させるなどの、段階に応じて
理想のスイングができる状況での反復練習をすることです。

力まず、雑念を捨てて冷静にスタートホールに立つにはそれなりの
経験も必要です。
上がり症の人でも心臓に毛が生えるまで同じ経験をすれば慣れます。
ドリルや反復練習をしっかりとやって自信を付ける事で
メンタル的なミスも防ぐ事が可能です。

雑念を捨てて地道な事をコツコツトする事が大切です。




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