2018年7月23日月曜日

シャフトを硬くしたらヒールトップする


Question

20代後半 男です。
スイングスピードは42。
ドライバーのフレックスはSRを使用していました。

周りからは柔らかいからSにしなよと言われSを購入しましたが
引っ掛けたり、ライナーが出たりとなかなか扱いづらい状況です。
これは慣れて行くものなんでしょうか?

SRを使ってる時はスライスが多めです。
これはシャフトが柔らかいからという原因ではなさそうですか?


Answer

最近のフレックス表示はいい加減ですので、質問者さんが今お使いの
SとSRを比較した時にそのSはSRよりも硬い物と仮定します。

硬いシャフトにしたら引っ掛けが出るのは当然です。
それはトウダウンがあるからです。

特にSRのような柔らかいシャフトはトウダウンが激しく、極端な話、
Lシャフトのクラブを男子プロが使うと空振りします。

空振りするトウダウンとは4~5cm軌道がズレると言う事です。
これはヘッドの先が重さとスピードによって下がるために、軌道が
縦になって球の手前を通るのです。

普段柔らかいシャフトでそのトウダウン分も入れて当たっていた人は
硬いシャフトにすればトウダウンしなくなるのでヒールトップするのです。

また、捻じれ安いシャフトはスライスが出やすくなります。
最近のシャフトは軽量化によって軽く作られており、その分捻じれ易い
と言うことです。

クラブはトウダウンして軌道が外れるだけではなく、フェイスが開いて
降りて来ますので、捻じれ安いシャフトは捻じれたまま戻らずに
インパクトになると言う事です。

軽量化は団塊の世代のゴルファーが体力が落ちて、スイングする筋力
が落ちるために、軟らかくしても分からないと仮定して販売しています。

したがって、新しいクラブにしたらメチャクチャになったと言うシニアが
増えているのは、まだ筋力が落ちておらず、速い速度で振れている
人だと言う事です。

高齢化したゴルフ人口に向けて作られたのが軽いシャフトです。
総重量を下げるのには良いのですが、その弊害もあると言う事です。

20代の若者でしたらHSはこれからどんどん上がると思いますので
今のSは昔のRよりも柔らかいので、Xにしても良いくらいです。

販売側は初心者には軟らかいシャフトを売って、毎年徐々に硬い物
を薦めてきます。
これで非消耗品を消耗品のように販売する事ができますので
質問者さんはその販促テクニックの犠牲者と言えるでしょう。

最初から硬く重いシャフトを買っておけば10年20年は普通に使え、
プロ級の練習をする人でも数年おきにシャフト交換すれば大丈夫です。

軽いシャフトはスライスが出る原因になります。
また、軟らかいシャフトは方向が悪くなりますので気を付けましょう。




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