2018年7月22日日曜日

猫背で打つと飛ぶのですが・・


Question

練習場で、ドライバーを打った時、棒立ちで、
ボールから離れてスイングするより、少し猫背で、
ひざも曲げて打った方が、飛距離が出たんですが、
合ってますか?


Answer

どんな打法や打ち方もありで自由です。
しかし、その打ち方に関してはフォームも大切ですが
全ては結果です。

まず飛距離です。
200Yであれば何をやっても飛びますが、300Y飛ばすには
どんな打法でも良い分けではありません。

また、思った所に何割落とせるか、これは完成した状態や
期限を決めて3年後、5年後とある一定の期間内に何割の
思った球がだせるようになるか、などの再現性の問題です。

棒立ちという姿勢がどんなものなのか、猫背で打つってどういう
恰好なのでしょうか?
膝は皆曲げていますが、伸ばしたまま打っていたのでしょうか?

このようにゴルフに限らず、ダンスや体操競技にしても、
動作を言語化するのは大変な事です。
しかし、ご自身だけ分かっておられるような表現で説明し
それを勘違いして聞いた人が言語化した難しい表現で回答しても
それを聞いて果たして誤解なく分かるのでしょうか?

言語化にも大きな問題はあるのですが、もっと酷い勘違いがあります。
それは勝手に振って勝手に練習してマキロイになれると思っている人です。

ゴルフは見習い3年、一人前になるには10年掛かる職人芸ですが、
我流で試行錯誤しながら動きを探していたのでは、一生掛かっても
達成できないでしょう。

何億種類とある打ち方の中から3年掛けて定着させても、それが
200Yしか飛ばない打法だと気が付いて、あわてて改造しても
また3年間はそのスコアに戻ってきません。

さらにその改造した打法が思った打法なのかどうかも、完成して
みないと判りません。
思考錯誤するのが楽しいとか言うネガティブな人がいますが、
300年くらい生きていても思った打法には到達しないでしょう。

たまたま偶然当たるのを待って、それが正しい動きだと思い
それを定着させようとしているようですが、まずそれが正しいのか
どうかすら分からず、そのような開眼はあてにならないのです。

対処療法や応急処置でマジックのように良くなる事があるのですが
それでそれが素晴らしい指導だと勘違いする人もいます。


野球選手達は小中高と10年はボディーターンをやっており
甲子園でホームランが出せるほど訓練ができていますので、ゴルフ
をやってもすぐに300Y出せるでしょう。
しかし、構え方すら知らない人がこれから試行錯誤しながら
グリップのしかたから振り方を探して行くのでは話が違います。

世界の打法は日本の古い打法とは雲泥の差があります。
マキロイやジェイソンデイ、リッキーファウラーのような世界の最先端
の打法に到達するには、それなりの動きを知る必要があるのです。

お遊びゴルファーの200Y飛ばしのお話でしたら、質問者さんが
気持ち良く楽しんで振れる方法で全く問題ありません。
自由にそして楽に振れるスイングで良いでしょう。

しかし、世界レベルの打法を習得しようと思ったら
HSを上げる15種類からの技を一つづつ習って、それらを何年も掛けて
定着させ、精度と再現性を上げるしかないのです。

200Yは技術によって300Yになります。
それに筋力が付けば340Yになる事もありますが、人によって
丈夫さが違いますので、ご自身に耐えられる分の飛ばしの技だけを
組み込んで仕上げると良いでしょう。




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