2018年7月31日火曜日

中高年はフォームよりスコア?


Question

会社で課長や部長になり、ゴルフに興味がない人でも、
付き合いでゴルフを始める方は沢山おりますが、
スイングフォームがかなりカッコ悪い人が多いです。

うちの会社の社長は70代で、ゴルフ歴50年くらいあるので、
プロ並みのスイングフォームです。
ヘッドスピードはありません。たぶん40m/sくらい。

練習場で綺麗なフォームの年配の方は、
やはり若い時からゴルフをしていたみたいです。

40、50代でゴルフを始める方は、
スイングフォームは犠牲にしてスコア重視で練習ですか?
ゴルフはスコアで争うスポーツである事は承知しております。


Answer

これから始める方には大変難しい問題かも知れませんね。
若い頃から真剣に練習をしてきた人の中にはとても良いスイング
をしている人がいます。

ところが、ほとんどのおじ様達はオヤジスイングをしています。
そのほとんどは大人になってから始めた人かと思いますが
中高年のシングルさん達はただ当てる事は上手なのですが、距離感
や方向が今一で、とにかくグリーンに近づけて拾ってパーを取る
という小さくまとまった方達がほとんどです。

どこを目指すかによって練習内容から打法まで違うのです。
ゴルフは最終的には再現性です。
同じ事がどれだけできるかによってスコアはほぼ決まります。
次に必要なのは飛距離ですが、再現性を妨げるフォームも
ありますので、どんな動きを組み込みかも大切です。

そして、効率の良いスイングを追究するとどんどん綺麗なスイング
になって行きますので、優先順序としては3番目になるのですが
スコアよりも見た目で入る人は綺麗さが最優先になるでしょう。

このように、まず目的や目標が人によっては違い、価値感が
違いますので、みんなが同じようにはなりません。

プロになる人であればこの3つとも必要ですし、50歳から始めた
人は再現性だけでまとめる事でスコアが良くなります。
ほとんどのオヤジスイングをしている人は自分の姿を恐らく
見た事がないと言う事も事実です。

ただ、50歳から初めても意識が高い人、あるいは目標が高く
体が丈夫な人でしたら3つとも目指して良いと思います。
しかし、一つの打法は3年同じ事をしないと再現性は不十分ですので
一種類の打法だけ練習し、ズレやブレも修正しながら全く同じ振り方
をやっていての3年と言う事です。

しかも、ワンスイングで基本通りのフォームや練習方法、修正や
調整など、自分で診断しながらひたすらに練習ができなければ
なりません。

綺麗なスイングをするというのは効率が良い動きを追究している
のですから、最初から3つとも習得する志の高い人は、フォームを
徹底的に習得し、定着期間にも精度を上げながら再現性を高め
しかも最初から飛距離の出せる打法に取り組む事です。

これが最短で一番無駄がない方法なのですが、まずほとんどの人は
その大切さが分からず、自分勝手に振り回し、たまに偶然当たると
それが実力だと勘違いして自分の力だけでプロにでも成れると
思い込むのです。

偶然当たるのを待って、当たった動きを覚え、経験と感覚で
10年もやっているとそこそこ当たるようになる事があります。
しかし、アップダウンが激しく、当たらなくなると落ち込み、低迷し
スランプに入って迷い迷って辞める人も大勢いるのです。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
最善を尽くしても10年は掛かるほど難易度が高いスポーツです。

50歳近くでプロの試験に合格した選手も何人かいます。
アマチュアでもシニアプロに勝てる人もいます。
確かに年齢はハンディーかも知れませんが、遠回りせず
基本からしっかりと習得していけば人の2倍から10倍は早く上達
するかと思います。




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