2018年8月25日土曜日

フィニッシュで大腿部がくっつく


Question

ゴルフのスイングについて教えてください。
今行われている「日本プロゴルフ選手権」を見てきました。
ドライビングレンジで練習していた選手のほとんどが
フィニッシュで大腿部がくっついていました。

私はなかなかあのようにはつきませんが、
どこにポイントがあるのか教えていただきたいと思います。



Answer

それは恐らくフィニッシュにおける腰の回転度合いだと思います。
お臍がターゲットを向く以上に回転すると自然と両太腿が
くっつくフィニッシュになります。

ただ、そこまで回せるかどうかは両脚の運動も関係しています。
体を回転させるに三つの方法があります。
肩だけ回す動作、腰だけを回す動作、そして脚で地面を挟んで
体全体を回す動作です。

この両脚で地面を挟むという動きは両脚を狭める力が働きます
ので、それ自体が両脚が接近する動きになります。

ただ、両脚はスタンス幅分だけ離れており、右膝を曲げて左膝
に摺り寄せるような昔の打法ではなく、右脚を伸ばしたままの
フィニッシュでも両腿がくっつく場合には腰相当回転している
事になります。

スイングは回転と縦の両方の動作の合成ですので、この回転が
沢山組み込めるフォームを作り上げれば飛距離も出る事になり
ます。

したがって、腰の回転力だけではなく、また肩の回転力だけでは
なく、両脚を使った体全体の回転力を加える事で、最大の横回転
を作る事ができます。

この練習は右肩が目標を向くまで止まらずに一気に回転させる
事です。
この三つの回転パワーを使えば振り回されるほど速く回転し
最後まで一気に回ります。

まずはクラブを持たずに体の回転だけを練習します。
両脚の蹴りやバンプのタメ、上半身の圧縮や左お尻の突き出し
など、全ての技を駆使して回転させると簡単に両脚がくっつきます。

日本の選手でここまで使っている人は少ないと思いますが、
あくまでもくっつける事が目的ではなく、最後まで回転させることで
飛距離を出す事が目的です。

右膝を曲げてスタンス幅を狭くしながらわざと左膝に摺り寄せる
ように打っている人がいますが、あまり意味がありません。

それぞれの動きには働きがありますので、それを良く理解し
どの動きがどういう仕事をして、それがどうして必要なのかを考えて
必要だったら組み込み、不要な動作は省いてできるだけシンプル
にして早く完成を目指す事をお奨めします。




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