2018年9月1日土曜日

スイングの動きに迷っています


Question

どうして、ドライバーでインパクト時、
左肩が上がった感じになるのか悩んでいます。
できる限りアドレス時の位置に手元は持ってきているつもりです。

おそらくダウンスイングに入った瞬間から、間違っている気がします。
下半身は考えなくていいよと言われたこともあります。ほんと?

間は絶対にスイングで必要な事なのでしょうか?
こうしたら、意外とすぐ上手くいったというニュアンスや
言葉があれば教えてください。

もっとトップから手元を真下に下ろしたい気持ちです。


Answer

まずスイング理論から迷っておられるようですね。
ゴルフはとにかく難しいスポーツです。
それが分かるようになるだけでもかなりの時間が必要かも知れません。

簡単にマスターできると思って始めるのですが、ほとんどの人が
上達せずに空回りしています。
このように、どこを目指しているのかすら分からない状態です。

文面から特効薬やコツなどという簡単に上達する方法を
探しておられるような印象を受けます。

恐らくこのままだとすぐに気づきがあるかと思います。
それは、「このままでは上達できない」という気づきです。

そこでどうするかです。
ほとんどの方は自分でなんとかできると思っておられます。
独学で簡単に征服できるスポーツだと勘違いされているのです。
したがって、人から習うほどの難易度ではないと
安易な気持ちでいるのです。

ところが、何度も迷っている事で遠回りし、空回りや後戻りがあり、
なかなか先に進まない事が分かります。
今はちょうどその時期なのではないでしょうか?

ここで、自信のある方はそれでも自力で上達できると過信します。
習わずに上手くなったと自慢したい人や、自分のセンスの良さを
認めてもらいたい人達がほとんどで、なかなかレッスンを
取る人がいません。

これはまず、ゴルフは見た目が簡単なので甘く見ていること、
そして技術は見て盗めという日本古来の職人思考が大きな
原因かも知れません。

体操競技にしても野球にしても、誰にも習わずに
トップにのぼりつめた人はいません。

体操教室に幼少期から通い、また名門校のコーチに技術を習います。
技術は見て盗め的に独学で甲子園に出た人はいません。

ゴルフのスイングはわずか1秒半ですが、打法によって難易度は
五輪の体操競技や甲子園の優勝争い以上の難しさがあるかも知れません。
もちろん簡単な手打ちでもゴルフはできますが飛距離は出ません。

飛距離を出す技は15種類ほどあるのですが、それを入れれば
入れるほど距離は出るのですが、難易度が上がり、習得期間や
定着期間が伸びます。

手打ちで200Y程度出すのでしたら、どんな振り方をしても
出せるのですが、300Y出そうと思ったら、この技をできるだけ
組み込まなければなりません。

まずは基本動作をしっかりと習得し、目指すところがどこなのか、
そしてどのような動作があってどう動くのかを勉強する事から
始めては如何でしょうか?

そして打法が決まり、動きが分かったらそれを定着させて初めて
スコアメイクができるようになります。
それまでにタイガー打法ならかなりの年月が掛かります。

お遊びですぐにコースで楽しみたいと言うのでしたらシンプル打法で
飛距離はでませんが数か月もあれば大丈夫です。

ゴルフに特効薬はありません。
近道はありませんが、いくらでも遠回りします。
フィーリングや勘などで突然できたりもしませんし、また突然
忘れたり崩れて上手く行かなくなったりもします。

基礎や基本動作をしっかりと頭で理解しながら習得し、さらに
体に記憶させてからその正しい動きを条件反射にしてスイングします。

ゴルフは迷っている時間が一番無駄です。
どこをどう動かすかは自由ですが、沢山ある動きの中から効率が良く
価値の高い物だけを選択してスイングを組み立てる必要があります。
それを迷いなく教えてくれる人から習う事が一番の近道です。




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