2018年9月28日金曜日
ゆっくり振った方が飛ぶとアドバイス
Question
1Wのヘッドスピードが45m/sで、ゆっくり振った方が飛ぶとアドバイス
されたのでゆっくり振ったらヘッドスピードが39m/sになり飛距離が落ちました。
本当にゆっくり振った方が飛ぶのですか?
Answer
これは状況や程度問題です。
まず、何をゆっくりとするかです。
速度にはスイング速度とヘッド速度の二つがあります。
スイング速度とは手が体の周りを回る速度の事ですが、ヘッドの速度は
そのスイング速度にプラスリリースの速度が足されたものとなります。
したがって、スイング速度を極端に落とせばHSも落ちますが、スイング
速度をやたらと上げ過ぎた場合にはリリースが待ちあわず、振り遅れて
スライスになる場合もあります。
ただ、適正な速度で両者のバランスを合わせるとヘッドが走り、やたらと
スイング速度を上げるよりもHSが上がる場合があります。
これはレイトヒティングと言う技術なのですが、コックをせずに腕とシャフト
を一直線にしったまま振った場合はHSは手の速度の延長だけで大した速さ
にはならないのですが、それにローテーションを入れる事で手の速度以上に
HSが上がります。
そのローテーションやコックを解く(リリース)時期を極力遅くする事でこの
リリースの速度が速まってHSが上がる事で飛距離を出すのがプロのスイング
なのです。
したがって、スイング速度をあまり上げ過ぎない事でリリースが間に合う程度
のレイトヒティングをすると確かにHSは上がります。
しかし、その動きがなく手の延長上にヘッドがあるような棒振り状態では
スイング速度を落とせばHSも当然落ちる事になります。
また、スイング速度を上げても、リリースが間に合えば使えますので、欧米選手
のようなスイング速度を上げてもHSが落ちない振り方もありますので、色々な
飛ばしの技を習得するなど、体や下半身の使い方、腕や手の使い方などを
しっかりと習得してからご自身でその適正な速度を決めると良いと思います。
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